袋を閉じる機械にはどんな種類がある?おすすめの選び方も紹介

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「袋を閉じる機械はどのようなものがあるのか?」
「効率的に作業できる機械の選び方は?」

このように悩んでいませんか?

この記事では、袋を閉じる機械の種類やメリットとデメリット、最適な機械の選び方とおすすめの機械3選を解説します。

袋を閉じる機械の課題を解決でき、最適な機械の選び方がわかるので、作業効率のいい袋を閉じる機械を見つけることができます。

1.袋を閉じる機械の種類とは?

袋を閉じる機械は様々な種類があるので、その中の4つを紹介します。

  • ヒートシーラー
  • バッグシーラー
  • 真空包装機
  • クリップ式袋閉じ機

順に解説します。

(1)ヒートシーラー

袋を閉じる機械の種類の1つ目は、ヒートシーラーです。

ポリ袋やビニール袋の口を閉じるために、熱を使って袋を溶着させる機械です。

多くの食品業界や製品工場で使われていて、スナック菓子や野菜などの包装に使われています。

長期保存を実現させるために一般の家庭向けから商品を包装加工するための業務用のヒートシーラーまで、幅広い用途で使用できるように設計された機械です。

(2)バッグシーラー

2つ目は、バッグシーラーです。

袋の口をテープで留めるための機械で、テープによる袋閉じは食品分野では野菜の鮮度を保つのに使え、品質維持に繋がります。

他にも医療器具に汚れやホコリを付けたくないなどの場合に使われる他、化粧品や機械部品の包装にも使われるのでよく用いられる機械です。

テープによる袋閉じは手作業で行うと時間がかかり、見た目も作業員によって左右されます。

仕上がりを一定に保ちたい時や、電源を必要としない機種もあるので場所を選ばない機械が必要な方におすすめです。

(3)真空包装機

3つ目は、真空包装機です。

魚介類や加工肉の包装に適していて、食品をトレーごと包装する際に、中の空気を抜くことが可能です。

内部を真空状態にすることで酸化による商品の変質を防ぐことや、清潔に保つために医療器具や精密機械部品の包装にも使われています。

家庭用と業務用があり、家庭用でも長期保存をするために重宝されている機械です。

保存だけでなく、漬け込みの料理をする際に時間を短縮できる効果もあります。

(4)クリップ式袋閉じ機

4つ目は、クリップ式袋閉じ機です。

消費者の開封や保存の手間を減らせるクリップを使用した機械です。

消費者にもわかりやすい開封方法で、フックをずらして開封でき、逆にフックを引っ掛けて閉じる事ができるため、再利用ができます。

例えば、野菜やパンなどを保存がしたい時、包装袋を再利用できたらといった消費者の声は多いので、商品に対する満足度を上げたいと思う店舗に向いています。

また、機械の取扱いは簡単にできるので、従業員全体で作業効率を上げたい会社や従業員一人あたりの作業負担を減らしたい会社にも向いています。

以上のことから、野菜を閉じる際にはクリップ式袋閉じ機がおすすめです。

2.ヒートシーラーのメリット・デメリット

熱により溶着させる特徴を持つヒートシーラーですが、メリットとデメリットがありますので解説します。

(1)ヒートシーラーのメリット

ヒートシーラーのメリットは、接着剤を使用せず袋を接着できること、食品の包装に適していることです。

例えば、紙袋を製造する過程で紙同士を接着させる時に使われており、よく見られるのはコンビニなどでホットスナックを包む紙袋を製造するのに使用されています。

また、食品保存に適しているのは、密閉性が高いので湿気や酸化を防止できるからです。

このように、ヒートシーラーには保存性に優れているというメリットがあります。

(2)ヒートシーラーのデメリット

ヒートシーラーのデメリットは、密封がうまくいかず、商品を破損させてしまう場合があることです。

ヒートシーラーはシールする際の温度・加熱時間・圧力を適切に調整することで包装材料が適切に密閉されるため、正しい管理が必要になります。

また、食品包装に使われるフィルムはさまざまで、それぞれ異なる特徴を持っています。

適した設定と材質選びが必要になります。

3.バッグシーラーのメリット・デメリット

ここでは、袋の口をテープで留められるバッグシーラーのメリットとデメリットをご紹介します。

(1)バッグシーラーのメリット

バッグシーラーのメリットは、野菜などの鮮度を維持できるだけでなく、バッグシーラーで使えるテープのデザインが豊富に用意されており、商品のイメージに合わせて選択可能であることです。

色や柄だけでなく、産地が書かれているなどの文字装飾が入ったテープもあり、訴求効果も期待できます。

例えば、色違いのテープを用いることで野菜の見分けを一目でわかるようにできるので、商品イメージを良くしたい時に役立ちます。

野菜を入れる袋の種類によって店舗のイメージと合わない見た目になれば、消費者に違和感を与え購買意欲を削いでしまいます。

このように、バッグシーラーは商品イメージを意図的に変えることに役立つというメリットがあります。

(2)バッグシーラーのデメリット

バッグシーラーのデメリットは、袋をねじる必要があり、作業に時間を要します。

また、テープカット時に力が必要なため、疲れがたまりやすいです

結束時には袋をねじる必要があり、ねじりが足りないと袋の中で野菜や果物があそんでしまい傷がつき商品価値がおちてしまう可能性もあります。

またカット時にも力が必要なため大量に作業される場合は疲れがたまりやすく、中には腱鞘炎になる方もいます。

4.真空包装機のメリット・デメリット

長期保存に適した真空包装機にもメリットとデメリットがありますのでご紹介します。

    (1)真空包装機のメリット

    真空包装機での包装は調理をする時に多くのメリットがあります。

    例えば、野菜や食肉を加工して真空包装をした後、消費者側で湯煎などによる低温調理をすることで、食材を柔らかく仕上げる方法があります。

    また、真空状態なら調味料を野菜や肉に均一に染み込ませることが可能なので、漬け込み料理にかかる時間を短縮可能です。

    そして、真空状態なら調味料は少量でも十分に味付けができるので、コスト削減に繋がります。

    真空包装なら冷凍保存をしたとしても、冷凍焼けを防ぐことが可能です。

    冷凍による乾燥や酸化が原因で起こるので、密封性の高い真空包装なら品質を長期間維持できます。

    また、異物混入も防げるので衛生的な現場でも多く用いられています。

    (2)真空包装機のデメリット

    真空包装機のデメリットはメンテナンスコストがかかり、導入費用も高額になることです。

    真空包装機導入の費用相場はヒートシーラーより高額になる場合が多く、それに加えて専用袋の用意や機械の消耗品代がかかります。

    また、真空包装機のメンテナンスコストの一つとして、真空ポンプのオイル交換があります。

    定期的に交換する必要があり、継続的に使用を続けるにつれてオイルの劣化が進むことが懸念点です。

    5.クリップ式袋閉じ機のメリット・デメリット

    誰でも簡単に操作がしやすいクリップ式袋閉じ機にもメリットとデメリットがありますので、ご紹介します。

      (1)クリップ式袋閉じ機のメリット

      クリップ式袋閉じ機のメリットは、袋をねじらずに簡単な操作で袋とじができるので熟練度が不要で、だれでも簡単に高品質な袋とじを実現できます。

      そのため教育コストをあまりかけることなく作業可能です。

      また、軽い力で袋とじできるので大量に作業する場合も疲れにくく、作業ペースが落ちにくいです。

      また、クリップは開封した後も足先を絡めて再結束できるため、冷蔵庫などのへの収納に役立ち、消費者の方からも評価されています。

      (2)クリップ式袋閉じ機のデメリット

      クリップ式袋閉じ機のデメリットは、バッグシーラーよりも機械本体の値段が高く初期費用が多くかかることです。

      また、AC100V電源が必要なため作業場所の制約があることです。

      6.袋を閉じる機械の選び方とは?

      クリップ式袋閉じ機とその他の機械のメリットとデメリットを解説し、次に袋を閉じる機械の選び方を3つ解説します。

      • コストに見合った機械を選ぶ
        生産規模に適した機械を選ぶ
        作業するスペースに合う機械を選ぶ

      順に紹介します。

      (1)コストに見合った機械を選ぶ

      袋を閉じる機械を選ぶ際に考慮すること1つ目は、コストに見合った機械を選ぶことです。

      コストに見合った機械を選ぶには、予算内で必要な機能や性能を持つ機械を見つけることが不可欠です。

      袋を閉じる機械を購入する費用の他に、袋代や他の梱包資材、人件費と合わせて予算を考える必要があります。

      費用対効果の高い機械を導入するためには、長い目で計画を立てる必要があります。

      例えば、操作が簡単で熟練度が必要ない機械であれば、教育コストも削減可能です。

      また、ランニングコストも考慮すれば、メンテナンスが容易な機械は、運用コストを抑えることが可能です。

      複雑な機構の装置であれば、内部をメンテナンスするために部品を取り替えるなどコストが多くかかります。

      これらのことを踏まえて、コストに見合った機械を選ぶ必要があります。

      (2)生産規模に適した機械を選ぶ

      袋を閉じる機械を選ぶ際に考慮すること2つ目は、生産規模に適した機械を選ぶことです。

      小規模な生産では、コンパクトで柔軟な機械が適していますが、大規模な製造プロセスでは高い処理能力を持つ機械が必要です。

      例えば、小ロットの場合では少人数での作業が可能なので、そのような現場で導入コストが高い自動化できる大きな機械を入れてしまうと、予算を浪費してしまいます。

      また、大ロットの場合はコンパクトな機械での手作業では、従業員一人あたりが持つ作業量のキャパシティを超えてしまう可能性があるので、負担の少ない自動化できる大きな機械を導入することで生産性が上がり人手不足を補え、人件費も抑えることが可能です。

      このように、生産規模に適した機械を選びましょう。

      (3)作業するスペースに合う機械を選ぶ

      袋を閉じる機械を選ぶ際に考慮すること3つ目は、作業するスペースに合う機械を選ぶことです。

      作業するスペースに合った機械を選ぶことは、効率的な生産環境を確保するために非常に重要です。

      例えば、作業スペースを十分に確保できない場合は、コンパクトで持ち運び可能な場所を選ばない機械が候補に上がります。

      また、農家によっては畑などの屋外で作業する場合もあるため、移動性はもちろん電源も考慮する必要があり、充電式の携帯性のある機械を選ぶのが適しています

      このように、作業するスペースを考慮し機能性を理解した上で選びましょう。

      7.野菜の袋を閉じる際におすすめの機械3選を紹介!

      選び方の章で解説した要素を含んだ、野菜の袋を閉じる際におすすめの機械3選を紹介します。

      • 自動搬送袋とじ機
      • コニクリッパ
      • モバイルパックナー

      順に解説します。

      (1)マックス 自動搬送袋とじ機
      dualtwin

      野菜の袋を閉じるのにおすすめな1つ目の機械は、自動搬送袋とじ機です。

      野菜の袋閉じでの作業員一人当たりの作業量を減らし、面倒な結束作業を自動化できるのが特徴です。

      例えば、作業員が行う工程は野菜を袋に入れて機械に引っ掛けるだけで、機械への搬入と袋の結束作業を自動で行えます。

      1分間に最大44袋分の野菜の袋閉じを行うことができ、作業スピードも一定に保つことが可能です。

      人材不足解消や人件費削減の課題を解決でき、誰でも簡単に作業できるため、教育コストも低減できます。

      生産規模が大きい企業や作業スペースを広く確保できる会社に向いています。

      KJ2-CK・HR/デュアルツイン:マックス自動搬送袋とじ機

      (2)マックス袋とじ機 コニクリッパ
      21_232_1

      野菜の袋を閉じるのにおすすめな2つ目の機械は、コニクリッパです。

      電動タイプのクリップ式袋閉じ機で、力を入れず袋を差し込むだけで瞬時に結束できるのが特徴です。

      ネットやポリ袋両方に対応でき、様々な野菜の袋閉じと袋口のカットができます。

      1袋にかかる結束時間はわずか0.4秒で、毎分最大25袋の処理が可能です。

      さらに、100万回の結束作業を行っても対応できる耐久性も持っており、メンテナンス費用を抑えられます。

      作業員による結束品質を一定に保つことができ、作業効率アップや見た目を整えたいなどの課題を解決します。

      コンパクトで簡単に使える機械なので、作業スペースが広く確保できない企業や小規模事業を行う会社に向いています。

      CK-232EV:マックス袋とじ機 コニクリッパ  (電動式)

      (3)マックス充電式袋とじ機 モバイルパックナー
      HR-JHFP_usescene

      野菜の袋を閉じるのにおすすめな3つ目の機械は、モバイルパックナーです。

      モバイルパックナーと呼ばれている通り、充電式なので電源のない環境で袋閉じ作業が行え、持ち運びできるのが特徴です。

      持ち運びに便利なハンドルグリップ付きで、重量は6.5kg※とコンパクトサイズとなっています。※電池パック、専用ステープルを除く

      1回のフル充電※で5000回の結束作業ができるほど長持ちするバッテリーを搭載し、充電を何回もする必要がありません。※マックスリチウムイオン電池パックJP-91450A新品・満充電・常温環境下(15℃)でご使用の場合、結束回数は使用環境によって変化します。

      結束作業場所を確保できないなどの課題を解決できるだけでなく、電源が確保しづらい屋外作業での使用も問題ありません。

      特に農家によっては袋詰め作業を外で行う場合も多く、電源の必要な機械を導入するのが難しいなどの課題を解決できます。

      このように、屋外作業を行う農家や、場所を確保できない会社に向いている機械です。

      HR-JH(F)/P:マックス充電式袋とじ機 (半自動型)

      袋を閉じる機械における多くの課題を解決できるマックス製品を導入しよう

      この記事では、袋を閉じる機械の種類やメリットとデメリット、適した機械の選び方とおすすめの機械3選を紹介しました。

      この記事では、マックスの袋閉じ機の一部を紹介しましたが、他にも袋を閉じるための機械は種類豊富で、使用用途に合わせて製品を選ぶことが可能です。

      例えば、水物や漬物の包装の袋閉じに適した機械や、ねぎなどの長物の結束に対応できる機械などもあります。

      このように、多くの用途に対応できるだけでなく、多くの課題解決に繋がるマックス製品を導入することで作業効率が向上します。

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      ※コニクリッパ・コニクリップ・エアパックナー・パックナー・プラステープル・モバイルパックナーは、マックス株式会社の登録商標です。
      ※上記の内容は当社の独自調査に基づいて作成しており、また予告なく変更することがあります。
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