生産技術Y.W.
STAFF DATA
- 所属 生産技術部
- 職種 生産技術
- 入社年月 2019年4月
- 学部学科 工学研究科 機械知能工学専攻
生産技術Y.W.
私は、新製品実用化の傍ら、製品の外観検査自動化プロジェクトに取り組んでいます。生産技術の主な仕事は、製品の出荷までに関わる、部品加工から組立・検査に至る一連の生産工程をQCD(品質/コスト/納期)のバランスで最適化し、収益向上に向けた日々の業務改善です。
こうした改善の方法の一つに、ロボットを使った生産工程の自動化があります。特に組立・検査工程に着目し、工程の改善と自動化に注力、組立ラインの設計から検証までを行い、安全性や効率性を考慮して設備を導入しています。プロジェクトは、一人ではなく、設備設計部や製造など他部署との連携・協働により実現するため、実際に自動化設備が稼働していると手ごたえを感じます。
入社当初から取り組んでいた、組立自動化ラインの設計と製作です。当時、社内の組立自動化ラインが少なく、自動化に対する知見がほとんどない状態でした。外部セミナーや講習を受けながら、ロボットやプログラムの知識を身につけ、自動化ラインの設計・製作・検証を1年間という短い期間で行いました。また、実現に向けて他部署の力を借りたり、メーカーとやり取りを重ねて設備の仕様を決めたりと、多くの人と関わる機会もありました。自動化ラインが事故なく正確に動作するために、念入りに実機検証を行いました。この経験により、生産技術として働くことの意義を学ぶことができました。
新しい取り組みに挑戦させてくれること、新技術を学べる環境があることです。私は、入社1年目から組立工程の自動化という新規プロジェクトに参加、工場初のロボットによる組立工程自動化を達成しました。また、AIやプログラム、ロボティクスといったDX技術も自由に学ぶことができ、社員のスキルアップや挑戦に協力してくれるところも、大きな魅力です。
入社前は保守的な会社という印象がありましたが、新技術の探索のために外部セミナーや展示会などに皆が積極的に出向き、アイデアや技術的知見を得ていたり、業務改善のために部署の垣根を越えたチームを編成し、課題を解決しているところに意外性を感じました。自らが主体的に動けて、積極的にアイデアを発言し、実現できる。これこそが、マックスの強みでもあると感じています。
社内の自動化パイオニアとして、多くの組立ラインの自動化を推進していきたいと考えています。マックスでは、多品種小ロットの製品を生産することが多く、特に組立工程の自動化はいまだ進んでいないのが実情です。また、労働人口が減少してきている中で、いかにQCDを上げ、生産効率を下げずに生産できる工程を作れるかも課題です。これらの課題を解決するために、AIやロボティクスなど先端技術を積極的に取り入れながら、10年後も持続可能な生産工程を確立することを目指します。
入社時から携わっていた製品ということもあり、愛着があります。マックスの長年の技術が集約された製品で、圧縮機の機構や静音性などに優れています。エアコンプレッサがなければ、釘打機やねじ打ち機(ターボドライバ)を使うことができないため、縁の下の力持ちのようなイメージを持っています。
※記載内容は掲載当時の情報です。