設備設計I.I.
STAFF DATA
- 所属 設備設計部
- 職種 設備設計
- 入社年月 2013年4月
- 学部学科 機械工学科 計測・情報コース
設備設計I.I.
入社以来、自社製品の生産設備の設計から導入までを担当しています。現在は、新製品であるネイラの消耗品の生産設備の設計や、タイワイヤの生産性向上に携わっています。
生産設備の設計においては、素材から製品になるまでの工程を効率的に実現する方法を考え、どの部分を自動化するかを検討します。コストを抑えつつ、早く、確実に製品を作るためのアイデアを出し、機械設計、電気設計、プログラミングを駆使して生産設備を完成させます。
生産設備は製品の品質やコストに直結するため大きな責任を伴いますが、担当した設備が自分の思い描いたように動き、製品が生み出される瞬間には大きな達成感を感じます。
学生時代は「機械工学」に所属していましたが、実際には計測や制御、プログラミングといった分野を専攻していたため、特に機械設計では生産設備で使用する機械要素の使い方や選び方などわからないことがたくさんありました。初めて担当した包材をラインに供給する設備では、先輩方のサポートや、カタログや参考書を使って勉強しながら設計に取り組んでいました。
また、生産設備の設計から導入に至るまでには、機械設計、電気設計、プログラミングなど様々な分野のスキルを駆使する必要があり、同時に担当する製品や工程によって毎回異なる知識やスキルが必要とされます。いつも最初は試行錯誤の連続ではありますが、新しいことに挑戦する楽しさを感じています。
チーム内では困ったことがあるとお互いに助け合える環境が整っています。私自身も様々な場面で、チームメンバーのサポートやアドバイスに助けられています。また、フレックスタイム制度や時間有給制度が導入されており、子どもの送り迎えや用事にも柔軟に対応できるため、仕事と家庭の両立がしやすくなっています。
仕事は実務ばかりだと思っていましたが、実際には次に取り組む業務に向けた情報収集やスキルアップのための研修制度が充実しています。また、自社製品が実用性の高いシンプルなものだけでなく、キャラクターものなど、楽しく魅力的なデザインも展開していることも意外でした。
現在私が担当している業務は、日々稼働する生産設備の振動、電流、温度といった微細な変化を予兆監視の観点から捉え、設備や品質の異常を早期に検知することを目指しています。そのため、センシング技術や異なるデータを組み合わせるデータ処理のスキルを向上させていくことで、設備の微小な変化を的確に把握し、将来的にはこれまで見逃していた問題を未然に防ぐ仕組みを構築することを目指して取り組んでいきたいです。
この製品は、枚数が増えてもサクッと気持ちよくとじることができる点が気に入っています。専門的な話になりますが、ホッチキスを消耗品の「針」を使用する製品という視点で見ることがあります。マックスでは、針は紙をとじるために最適な先端形状を維持できるよう工夫を凝らし、独自の設備で万全の品質管理のもと製造しています。
※記載内容は掲載当時の情報です。