STAFF DATA
- 所属
- 海外営業部(MAX EUROPE B.V.)
- 職種
- 営業(海外)
- 入社年月
- 2019年4月
- 学部学科
- 経済学部 経営学科
CAREER
- 2019年
AF営業部(東京支店)
- 2021年
海外営業部(本社)
- 2022年
AF営業部 グローバルマーケティングSEC
- 2023年
MAX EUROPE B.V.
AF営業部(東京支店)
海外営業部(本社)
AF営業部 グローバルマーケティングSEC
MAX EUROPE B.V.
マーケティング担当として欧州市場で園芸ツールや建築工具を販売促進するための市場分析、戦略立案をしています。日々の業務ではマーケティングにおいて重要とされる4つのP(Product、Price、Place、Promotion)それぞれの分野で活動を行っています。
「Product」は、新商品の性能を欧州市場に合わせるため、日本の企画・開発担当者とともに市場調査と試作機テストを実施、「Price」は、各国の市場に応じた適正価格を見つけるため、情報収集や価格分析、テスト価格でのトライアルを行います。「Place」は、商品の普及を進めるため、販売代理店様の育成や新規取引先の開拓を実施、「Promotion」は、カタログ、動画、SNS、展示会などを、デザイン会社様と協力して制作し、効果的に商品をPRしています。
各国ごとに三者三様のマーケティング戦略を求められ、その立案・実行は決して簡単ではありませんが、トライ&エラーを繰り返し、答えに近づいたときは確かな成長を実感でき、大きなやりがいにつながっています。
私が赴任した年度に、建築工具事業の代表商品である鉄筋結束機と高圧コンプレッサーの新モデルが発売され、ヨーロッパ各国の代理店様を一堂に集めた新商品発表会を開催しました。
プレゼンテーションは英語で行われましたが、参加者の多くは英語のネイティブスピーカーではありません。その中でコアバリューや売ってみたいと思わせるようなメッセージを参加者全員にいかにして伝えるか試行錯誤の連続でした。母国語であれば慣用表現や専門用語を使えば簡単に説明できることも、受け手によって理解に差が出るリスクがあるため、現地社員の助けを借りながら、より簡潔にそして視覚的な内容へと改良を重ねていきました。
並行してカタログやプロモーション動画の作成も行い、発表会当日までの道のりは苦労も多かったですが、無事に終えて参加者の方々から「とてもわかりやすく、良いプレゼンだった」とお褒めの言葉をいただき大きな自信につながりました。
やはり言語と文化の壁は大きいです。MAX EUROPE B.V.はオランダに拠点を構えていますが、ヨーロッパ各国に現地のローカル社員を抱えています。日々の営業活動において現地社員との協力が必要不可欠ですが、コミュニケーションの中でお互いの認識や意思疎通にずれが生じることもよくあります。日本語の伝え方をそのまま英語にしても思い通りに伝わらないことが多いですし、言葉足らずで勘違いが生じることもあります。「自分が伝えたいことは何か?そのために必要な情報は?」を常に自問自答しながらシンプルかつ明瞭な表現を心がけています。
自らの手で営業企画を立案し、多国籍の営業チームをリードしながらそれを実行に移せることを目標にしています。そのためにも商品知識の勉強だけにとどまらず、現地マーケットに精通している現地社員と同じ目線でものを語るための市場知識・現場経験を蓄積し、チームからの期待と信頼を得られる存在になれるよう日々研鑽を重ねています。
休日は家事に追われることもしばしばですが、余裕のあるときは旅行を楽しんでいます。オランダは立地に恵まれており、近隣国のベルギー、ドイツ、フランスへは車でそれ以外のヨーロッパ主要国にも飛行機で1~2時間程度とアクセスしやすい環境です。これまでは遠い存在だった国々に簡単に訪れることができ、日本とは全く異なる景観や現地ならではの食事に出会うことができます。特にベルギーのグラン・プラスという世界一美しい広場は、圧巻の光景でまた訪れたい場所の一つです。
私の好きな商品は農業誘引ツールのテープナーです。テープナーはマックスが世界で初めて開発したハンディタイプの園芸用誘引ツールでAF事業を象徴する製品の一つです。
特に写真に写っているモデルは私が入社した年に新発売されたもので、今でも愛着を持っています。オランダ駐在前、日本国内で営業職をしていたときからこの商品とは一緒に数々のお客様の現場を回り、共に成長してきた商品です。現在私が担当しているヨーロッパ諸国でも “TAPENER”として多くの農家様に愛されているこの商品をとても誇りに思っています。
※記載内容は掲載当時の情報です。