個包装とは?包装の種類や使用するメリット、おすすめの製品を紹介!

022

「個包装のメリットは?」
「個包装する際のおすすめの方法は?」

個包装とは、商品を一つずつ独立して包装する方法で、衛生面や利便性を考慮した重要な手段です。

特に、消費者のニーズが多様化する中で、個包装は商品の鮮度を保ち、持ち運びやすさを提供する役割を果たしています。

この記事では個包装の概要とおすすめの製品を紹介します。個包装のメリットもあわせて記載するので、ぜひご覧ください。


記事下バナー ver2

1.包装の種類

商品を消費者に届ける際、適切な包装は品質を保ち、輸送中の破損を防ぐ重要な役割を果たします。

包装にはさまざまな種類があり、目的に応じて選ばれます。

ここでは、以下3つの包装の種類について説明します。

  • 個装
  • 内装
  • 外装

(1)個装

個装とは、JIS規格によると 「物品個々の包装で,物品の商品価値を高めるため若しくは物品個々を保護するための適切な材料,容器,それらを物品に施す技術又は施した状態」 と定義されています。

例えば、スーパーやコンビニエンスストアなどで発売されている、棚に陳列されているポテトチップスや、食パンの包装などがあげられます。

また、個包装は商品として表示などの情報伝達の媒体としても機能し、消費者が直接手にとる最小単位の包装であり、商品の保護や品質維持、使いやすさ、デザイン性などの役割を果たしています。

引用: JIS Z 0108:2012

(2)内装

内装とは、JIS規格によると 「包装貨物の内部の包装で、物品に対する水、湿気、光、熱、衝撃などを考慮した適切な材料、容器、それらを物品に施す技術、又は施した状態」 と定義されています。

例えば、エアキャップやクラフト紙、新聞紙などを使用することで、個包装を外部の衝撃から守る緩衝材となります。

引用: JIS Z 0108:2012

(3)外装

外装とは、JIS規格によると 「包装貨物の外部の包装で、物品若しくは包装物品を箱、袋、たる、缶などの容器に入れ、又は無容器のまま結束し、記号、荷印などを施した材料、容器、又は施した状態] と定義されています。

二次包装とも呼ばれる外装は、段ボール箱やシュリンク、プラスチックコンテナ、木箱などが該当します。

引用: JIS Z 0108:2012

2.個包装のメリット

個包装のメリットとして、大きく以下の3点が挙げられます。

  • 商品の見た目を綺麗に保つことができる
  • 食品の味や食感を長持ちさせられる
  • 必要な量だけ取り出せる

(1)商品の見た目を綺麗に保つことができる

個包装は、商品を一つひとつ包むことで、外部の影響から守り、見た目を綺麗な状態に保ちます。

仮に個包装がされていない場合、 内装の中でお互いに接触して傷ついたり、破損してしまったりするリスク が考えられます。

また、衛生面でも雑菌やホコリが付着するのを防ぎ、清潔さも保てるため、消費者に良い印象を与えます。

特に食品の場合、見た目の良さや清潔さは購入の際に大きな要因となるため、個包装は非常に重要です。

(2)食品の味や食感を長持ちさせられる

個包装は、食品の鮮度を保つためにも効果的です。

食品は空気に触れると、酸化や湿気の影響を受けてしまい、味や食感が変わってしまうことがあります。

個包装は外部の空気や湿気を遮断する役割を果たし、食品の鮮度を保つのに最適です。

(3)必要な量だけ取り出せる

個包装のメリットとして、必要な量だけ取り出せる点も挙げられます。

例えば、 配送先が複数ある場合、一つの箱に入った個包装食品を分けて配送先ごとに適切な数量を振り分けることができます。

また、在庫管理や効率的な配送を可能にし、食品ロスの削減にも寄与します。

さらに、個包装された商品は消費者にとって保存や持ち運びがしやすいのが特徴です。

必要な分だけを取り出して使用できるため、衛生的で無駄が少なく利便性が高まります。

また、複数人で分け合うシーンにも適しており、ライフスタイルの多様化に対応した包装形態として広く利用されています。

3.個包装袋の種類

食品の包装に適している個包装を以下の通り5種類紹介します。

  • ボードン袋
  • ポリエチレン袋(LDPE)
  • ポリエチレン袋(HDPE)
  • チャック付き袋
  • 酒用袋(不織布袋)

(1)ボードン袋

ボードン袋は、OPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルムで作られた包装袋で、透明性が非常に高い点が特徴です。

野菜や果物などの水分で袋が曇ったり、水滴によって蒸れたりすることがないように使用される包装方法です。

ボードン袋の最大の特徴は、防曇加工が施されている点です。

野菜は収穫後も呼吸しており、呼吸作用や流通の温度変化で発生した温度変化により発生した水分がフィルムに付着します。

その結果、袋内が曇ってしまい、また青果物にその水滴が落下することで劣化してしまう可能性があります。

ボードン袋には穴が開いているタイプと、穴が開いていないタイプに分けられるので、内容物によってボードン袋の種類の選定が必要になります。

内容物が乾燥しやすいものは穴なしタイプが効果的です。

(2)ポリエチレン袋(LDPE)

ポリエチレン袋(LDPE)は、Low Density Polyethylene(低密度ポリエチレン)で作られた袋です。

この袋の特徴は、柔軟性がありながらも高い剛性と強度を持っていることです。

重量のある食品や尖った形状の食品を包装するのに適しています。

この袋は透明度が高いため、消費者が商品を一目で確認しやすいという利点もあります。

たとえば、重量のある調味料や液体を含んだ商品、あるいは小さな部品を多数含む製品に対しても利用されます。

強度が高いので引っ張ったりしても破れにくく、輸送中のトラブルを防ぐことができます。

ただし、ポリエチレン袋(LDPE)はポリエチレン袋(LD)と比べて製造コストがやや高いため、費用対効果を考慮し、用途や商品の価格に応じて適切に使用することが重要です。

(3)ポリエチレン袋(HDPE)

ポリエチレン袋(HDPE)は、High Density Polyethylene(高密度ポリエチレン)で作られており、ポリエチレン袋(LD)と比べて耐久性は劣るものの、コストが低く、経済的に優れた包装方法です。

この袋は、白色に近い半透明の色合いが特徴で、柔軟性が高く、大量の包装が必要な場合に適しています。

スーパーの野菜売り場やレジ袋として多く利用されるように、ポリエチレン袋(HDPE)は日常生活で目にする機会が非常に多いです。

ポリエチレン袋(LDPE)よりも安価なため、使い捨てとしての利用がしやすく、大量に使用する店舗や製造業においても経済的な選択肢となっています。

ただし、強度面では一度切れ目が入ると裂けやすく、鋭利なものには適していません。

そのため、柔らかい食品や比較的軽量なものに使用する場合が多くなります。

安価でありながら多用途に利用できる点が、ポリエチレン袋(HDPE)の大きな魅力です。

(4)チャック付き袋

チャック付き袋は、袋の上部に閉開封ができるチャックが付いている袋で、中の商品の鮮度や衛生を長期間保つことができる包装方法です。

特に食品や小物の保存に適しており、何度も開封・封を閉じることができる機能が大きな利点です。

チャック付き袋の特徴的な使い方としては、グミやナッツなどのスナック食品があります。

消費者が一度ですべてを使い切る必要がなく、適量を取り出して再度袋をとじることができます。

また、袋がしっかり密閉できるため、空気や湿気が中に入りにくく、食品の酸化や湿気による劣化を防ぐ役割を果たします。

(5)不織布袋

不織布袋は、繊維を絡み合わせた素材で作られており、高い通気性や軽量性が特徴です。

繊維がランダムに並ぶ構造を持っているため、素材自体に柔軟性があり、衝撃吸収の役割を果たすことができます。

不織布袋は、主に酒瓶や高級食品、ギフト商品などを包むのに利用されます。

酒瓶の場合、ガラスの表面を保護し、輸送中の破損やラベルの擦り傷を防ぎます。

また、不織布の柔らかい手触りと高級感のある外観により、ギフト包装としても人気が高いです。

不織布袋は長期的な使用には向いていませんが、一回限りの使用やプレゼント包装などには適しています。

4.個包装の作業を効率化するマックスのおすすめ製品を紹介

個包装の袋の口を留める際に役立つマックスのおすすめ製品を紹介します。

  • マックス袋とじ機 コニクリッパ
  • マックス充電式袋とじ機 モバイルパックナー

(1)マックス袋とじ機 コニクリッパ

21_232_1

コニクリッパは袋とじ作業の効率を大幅に向上させる電動タイプの袋とじ機です。

袋をかるくひねりながら差し込むだけでクリップでき、 1袋わずか0.4秒、1分間に20〜25袋とじることが可能 です。

また、袋口の長さを25mmか35mmの2段階で均一な長さにカットもできる利便性の高さ、1年間の保証や100万回の使用が可能な耐久性にも優れた商品です。

袋とじ作業の効率アップが期待でき、粘着テープで袋口をとじる場合と比較して、袋とじ処理は1.5倍程度効率化できます。

マックス袋口結束機 コニクリッパについて詳しくはこちら

(2)マックス充電式袋とじ機 モバイルパックナー

 HR-JHFP_usescene

モバイルパックナーは、本体重量が6.5キログラム(バッテリー抜き)と持ち運びがしやすく、充電式の袋とじ機械なので使用時にコンセントと繋ぐ必要もないため、使い勝手の良さが特徴的です。

フル充電で連続5,000回使用可能で、袋を軽くひねりながら差し込むだけで簡単に袋とじできるので失敗しづらく、連続作業でも負担の軽減が期待できます。

マックス充電式袋とじ機 モバイルパックナーについて詳しくはこちら

袋とじのお困りごとはマックス株式会社へ

この記事では個包装の概要とおすすめの袋とじ機をご紹介しました。

個包装は大切な商品を可能な限り鮮度を維持し綺麗な見た目のまま消費者に届ける際に役立ちます。

マックス株式会社が提供している袋とじ機の導入で、作業負担の軽減や効率化が期待できます。

袋とじ機械に関するお悩みについては、まずはマックス株式会社までお気軽にご相談ください。

※袋とじ機「コニクリッパ」・パックナー・マックス充電式袋とじ機「モバイルパックナー」は、マックス株式会社の登録商標です。

記事下バナー ver2