新発想クリップ「コニクリップ」

粘着テープどめへの主婦の声

取り扱いの感想(有効回答:545名)

一番普及している粘着テープどめ包装の使い勝手を、全国の主婦に聞いてみました。
まず①「開封のスピード」について、遅いと感じた方38%、速いと感じた方21%となりました。「遅い」としたほとんどの方が、ハサミ・包丁で開封するからと答えています。「速い」と答えている方も、同じ理由を掲げているのが興味深いところです。
次に②「開封のしやすさ」については、困難と感じた方45%、簡単と感じた方19%でした。
③「力の入れ具合」については、力が要るとした方35%、楽が15%でした。
三つの項目すべて悪い方に軍配はあがりました。そこで、不満のコメントを寄せられた236名の中から、ある主婦の声を紹介しましょう。
「袋をハサミで切ってしまえば楽なのですが、袋が小さくなってしまい、残った分を保存しておくのに都合が悪くて、手で粘着テープをはがしています。それがとっても面倒!」心あたりありませんか?

調査
'98年8月に、全国888名の主婦を対象に実施し、567名の有効回答を得ました。
集計方法
各質問は5段階で聞いています。速い、やや速い、普通、やや遅い、遅い、と言う具合です。文中では速い・やや速いを速い、遅い・やや遅いを遅いとしました。

満足度について(有効回答:483名)

満足度について(有効回答:551名)

もっとも身近な粘着テープどめ包装について、主婦の方に「満足度」をお聞きすると、※1不満50%・普通33%・満足17%となりました。
さらに、普通と答えた方162名のコメントをもとに細分析して見ると、※2不満17%・普通14%・満足2%に分け直しできました。
それらを合算すると、※3不満67%・普通14%・満足19%となり、先に紹介した日本生協連の調査と大変似通った結果が明らかになりました。

粘着テープのはずし方と野菜の保存

粘着テープのはずし方(有効回答:551名)

袋口を粘着テープでとまっている野菜包装の場合、どのように開封しているかを具体的に聞きしました。1位は袋を包丁・ハサミで切ると答えた方39%でした。2位は粘着テープの方を包丁・ハサミで切ると答えた方36%、3位は袋を手で破る17%、4位はテープを手ではずすが7%でした。
最近の包装フィルムは簡単に破れず、粘着テープを手で剥がすのはいらいらするものです。改めて粘着テープ包装は、包丁・ハサミで切る方式ということが言えます。
別の質問では、青果物を買ってきて一度で使いきると答えた方は1%でした。ほとんどの主婦は分けて使用し、残った野菜・果物を保存していることが分かります。
そこで保存の仕方について質問しました。62%は「購入時の袋」に保存されていました。しかし「別の袋に入れる」は25%もあります。「裸のまま」は9%、「その他」4%となります。
問題は「別の袋に入れる」で、4袋に1袋の割合で新しい包装材が必要になっているということです。
また面白いのは、「購入時の袋」と答えた方の半数が口どめせずに保存しているのに対し、「別の袋に入れる」と答えた方は約7割が封をして保存しています。