トップメッセージ

小川 辰志
2025年4月30日
マックスは、『人』が尊重され、『人』が成長することにより、会社も成長すると考えており、社是の実現に向けた経営基本姿勢として「いきいきと楽しく力を合わせ、皆揃って成長していく集団を目指す」と定めております。
役員・社員一人ひとりが社是を正しく理解・実践し、事業活動を通して社会課題を解決していくことにより、株主の皆様、お客様をはじめとするステークホルダーとともに、企業価値の向上を目指してまいります。
2024年4月に、「未来を創る」をテーマとして、事業収益力と資本収益性の向上により、企業価値の高いマックスを創ることを目指し、2024年度から2026年度までの中期経営計画を公表いたしました。
初年度となる2024年度は、売上高918億円、営業利益144億円、経常利益148億円、当期純利益112億円となり、過去最高の実績を更新しました。資本収益性を示すROEは10.9%となりました。欧米を中心とした鉄筋結束機事業の伸長に加えて、為替が円安に推移したことなどが、当期の業績に寄与しました。また、株主構成の多様化及び株式の流動性向上を企図した株式の売出しを実施したほか、自己株式の取得など資本効率の向上を意識した資本政策を実施しました。さらに、人権デューデリジェンスの取り組みを進め、サプライチェーン全体での人権リスク低減に努めました。
中期経営計画の2年目となる2025年度は、売上高941億円、営業利益147億円、営業利益率15.6%を計画します。インダストリアル機器部門は国内外の鉄筋結束機事業を中心とした事業拡大の継続、オフィス機器部門は文字表示機器と海外事業の拡大による収益性の維持・向上、HCR機器部門は収益改善と海外事業の拡大による安定した黒字化の実現を重点方針として活動を進めます。また、中期経営計画の達成に向けて、新規事業の事業化や持続的な成長の実現に向けた積極的な投資を継続していきます。
株主の皆さまにおかれましては、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。

