サポート動画や部品検索機能を内蔵
機械に関する困りごと発生から作業復帰までの時間を短縮
自動搬送袋とじ機『コニクリッパデュアル』にタブレット搭載

2024年06月19日

マックス株式会社（証券コード：6454）は、青果物用の袋とじ作業の効率化・省力化を実現する自動搬送袋とじ機の新製品として、タブレットを搭載した自動搬送袋とじ機『コニクリッパデュアル』を6月24日に発売します。主に包装資材商社、計量器メーカーを通じて販売し、価格はオープン価格となります。
本製品は、操作部分を従来のタッチパネルからタブレットに置き換え、「サポート動画機能」や「部品検索機能」を内蔵したことで機械に関する困りごとを素早く解決し、作業復帰までに要する時間を削減します。また、「結束データ確認機能」により日毎の結束数の履歴などを一目で確認できるようになりました。　

開発の背景

自動搬送袋とじ機は青果物の袋詰め作業を効率化する機械として、パックセンターと呼ばれる袋詰め専門業者を中心に使われています。袋詰め作業をする現場で機械に関する困りごとが発生した際、現在電話でのサポートで解決できない場合は訪問対応を実施しています。しかし電話上での機械の状況確認など、訪問して対応するまでに時間を頂いてしまうことがありました。

そこで本製品には「サポート動画機能」「部品検索機能」を内蔵したタブレットを搭載し、ユーザー自身で状況に即した動画を視聴しながら軽微な不具合の解決や、交換部品の迅速な特定による作業復帰までの時間短縮を可能としました。また、「結束データ確認機能」では、日/週/月ごとの袋とじ回数を表示できるので、日頃の作業管理に活用できます。本製品の発売により、パックセンターなどでの作業効率の向上・コスト削減に貢献します。今後は自動搬送袋とじ機の他機種へも、順次タブレットを搭載していく予定です。

【タブレット(コニデュアルタブレットアプリ)搭載による商品の特長】

※タブレットは自動機本体に固定する仕様で、取り外して使うことはできません。

機械に関する困りごとを素早く解決できる「サポート動画機能」

機械に関する困りごとが発生した場合でも、サポート動画を視聴することで対応方法を確認することができ、ユーザー自身で解決できます。

画像から部品名を検索できる「部品検索機能」

部品の経年劣化などによる不具合が発生した際、従来機はユーザーが部品名を特定できず、修理担当者とのやりとりに時間を要していました。「部品検索機能」の活用により、ユーザー自身が部品名を特定、伝達することが可能となり、修理担当者とのやりとりが軽減できるため、メンテナンス完了までの時間を短縮できます。

「結束データ確認機能」

毎日の結束数が蓄積可能なため、日/週/月ごとの単位で結束数を確認できます。また、日々の結束数の推移をタブレット上でリスト形式やグラフで表示できるので、一目で把握できます。また、結束数のカウンタに加えて作業時間も把握できるので、時間あたりの生産性が把握できます。

エラー画面を刷新

機械のどの部分に不具合が発生したか文字と図面で表示するため、要因と復帰方法がわかりやすくなりました。

【商品仕様】

自動搬送袋とじ機『コニクリッパデュアル』(コニクリッパ2台装備)

商品名	KJ3-CK/デュアル
結束機ヘッド	CK-232EVヘッド　2台
使用空気圧	0.49～0.69MPa(5～7kgf/㎠)
使用電源	3相　200V　5A
空気圧源	3馬力以上エアコンプレッサ
使用消耗品	コニクリップシリーズ
希望小売価格	オープン価格