ネイラ物語

釘のできるまで

ネイラも釘も一緒に考えてつくっています

ネイラの本体・釘やステープルなどの消耗品・ネイラの動力源であるエアコンプレッサまで、マックスで生産・開発しています。
木箱を作る梱包作業者は、一日に二~三万本もの釘をネイラで打つといわれています。また、2×4工法の大工さんは、一軒の住宅で約八万本もの釘を打つそうです。このようにネイラは何十万・何百万本(途中で消耗部品の交換が必要です)もの釘を打つプロの道具です。
そのためにネイラ本体の技術革新は当然のことながら、釘やステープルの品質向上も怠りません。ネイラ用の釘は、市販のバラ釘よりも精度が求められます。製品の均一化のために、高精度の品質管理を行っています。またエアコンプレッサは、ほかの電動工具の使用で電圧が低下する建築現場でも、確実にネイラが作動するための様々な工夫が施されております。
マックスでは、使う人がいつも快適に作業が行えるよう、ネイラ、エアコンプレッサ、釘・ステープルをトータルで考え、最高の性能を発揮できるように常に研究を重ねています。

  • 釘打ち作業に必要なネイラ、エアコンプレッサ、消耗品のトータルを自社開発し、生産、販売しているのは、国内では、マックスだけです。(2013.8月時点)

コイルネイル(釘)ができるまで

釘にはたくさんの種類があり、製造工程も異なりますが、ここでは打った釘が抜けにくいスクリュ(ねじ状)釘を例に、釘のできるまでをご説明します。

釘の製造工程

  1. 12まず原料の丸鉄線を必要な線径まで引き伸ばします。
  2. 34次に頭の形状、胴の長さ、先端の形状を作り、釘全体の形が整い、釘に付着している金属片や油を取り除いてきれいにする。
  3. 56胴部にスクリュの形状を刻み再度、磨釘。
  4. 78最後にワイヤやプラスチックシートで釘を連結し、定められた本数を巻き取り、コイル状にして箱詰めします。

ステープル(針)ができるまで

ここでは、家具製造用として一番使われている1010Jのステープルを例にとってご説明します。

針の製造工程

  1. 12エアネイラで打つステープルは、まず材料の丸鉄線にメッキすることから始まります。
  2. 34次にメッキした丸鉄線を引き伸ばし、それを百本単位で束ね、ステープルの形状にするために圧し、ベルト(帯状)にします。
  3. 56最後に専用の製針機を通り、帯状の針金を折り曲げ同時に決められた本数にカットし、小箱に詰めてできあがりとなります。