「日本で鉄筋の恩恵を受けていない、なんて人は存在しない」と思います。地震の被害が少ない諸外国の建築物は、石やレンガを積んだものも多いですが、日本の場合は地震や台風などが発生するため、鉄筋を用いて建築物の強度を高める必要があります。現在はタワーマンションなど、日本の集合住宅のほとんどが鉄筋コンクリートで建てられています。鉄筋は、木造住宅でも、基礎の部分に用いられていますし、高速道路や橋にも使われています。

鉄筋を組む際、位置を定めるために鉄筋同士をワイヤで縛る“結束”という作業を行ってから、コンクリートを流しますが、従来この結束は職人さんの手で行われていました。しかし、結束の少しの緩みが原因で鉄筋がズレてしまい、建物の耐久性に大きく影響が出ることがわかっています。鉄筋結束機が登場し、機械化することで均等な仕上がりで結束できるようになりました。ベテランの職人さんと同じクオリティで作業できるようになり、作業効率も上がりました。さらに、職人さんたちの体の負担が軽減したことは大きいと思います。鉄筋は建物の床にも張り巡らされているため、しゃがんで作業する人が多かったのに対して鉄筋結束機は立ったままでも使えるので、腰への負荷を減らせます。力を入れずに結束できるので、職人さんたちが怪我をするリスクも減ったと思います。

建設業界に大きな影響を与えたマックスの鉄筋結束機が発売30周年を迎え、渋谷駅に屋外広告を出すということで監修として関わらせていただきました。この広告を通してマックスの鉄筋結束機が多くの方に知ってもらえると良いなと思っています。

芝浦工業大学建築学部建築学科教授
蟹澤宏剛氏 

1989年3月に、千葉大学工学部建築学科卒、1992 年3月に千葉大学大学院工学研究科修士課程修了(工学修士) 、1995年3月には、千葉大学大学院自然科学研究科博士課程修了 博士（工学）。
2007年4月から 2009年3月まで芝浦工業大学工学部建築工学科准教授を経て、2009年4月から2017年3月まで芝浦工業大学工学部建築工学科教授を経て、2017年4月から現職。

企業概要

マックスは、「世界中の暮らしや仕事をもっと楽に、楽しくする」というコーポレートビジョンのもと、徹底した現場主義・顧客主義でお客様のニーズに応え、社会の変化を捉えるとともに、世の中にない製品を創出・普及させることで、新たな市場を生み出し、ナンバーワン・オンリーワンを確立しています。

我々の能力や技術を最大限発揮して、お客様や社会が求める良い製品を創り出し継続的に販売することが、世の中がどれほど変化しても変わらない我々の使命です。我々の創り出す製品がお客様の生活や仕事を便利で快適なものに変え、堅実に存在し続ける企業を実現することで社会に貢献したいと考えています。

 

＜会社概要＞
会社名　　：マックス株式会社（証券コード：6454）
代表者　　：代表取締役　小川 辰志
所在地　　：東京都中央区日本橋箱崎町6-6
主要事業　：インダストリアル機器、オフィス機器、HCR機器
公式サイト：https://www.max-ltd.co.jp/

充電式鉄筋結束機発売　30周年について

当社は、1993年に充電式鉄筋結束機を世界で初めて発売しました。その後、“結束の未来を、約束しよう。”というスローガンを掲げ、製品の改良を重ね、国内外で鉄筋結束作業の省力化と身体への負担軽減に寄与してきました。

当社の鉄筋結束機事業は伸長している主力事業のひとつです。30年で培ってきたオリジナルメーカーの地位に安住することなく、鉄筋結束作業の未来に向けて、さらなる省力化と身体への負担軽減を目指します。

TWINTIER特設サイト　https://www.twintier.global/jp/

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