マックスは、『人』が尊重され、『人』が成長することにより、会社も成長すると考えており、社是の実現に向けた経営基本姿勢として「いきいきと楽しく力を合わせ、皆揃って成長していく集団を目指す」と定めております。
役員・社員一人ひとりが社是を正しく理解・実践し、事業活動を通して社会課題を解決していくことにより、株主の皆様、お客様をはじめとするステークホルダーとともに、企業価値の向上を目指してまいります。

2023年度は、売上高866億円、営業利益126億円、経常利益137億円、当期純利益105億円となり、過去最高の実績を更新しました。資本収益性を示すROEは事業収益力の向上により、11.2％となりました。人手不足と非住宅市場の堅調な市況を背景とした鉄筋結束機事業の伸長に加えて、価格改定の推進、円安に推移した為替などが業績に寄与しました。また、買収防衛策の廃止（コーポレート・ガバナンスの強化）、女性社外取締役の選任（取締役会の多様性確保）、譲渡制限付き株式報酬制度の導入（株主の皆様との価値共有）等を進め、経営基盤の更なる強化を図りました。

2024年4月には、「未来を創る」をテーマとして、事業収益力と資本収益性の向上により、企業価値の高いマックスを創ることを目指し、2024年度から2026年度までの新中期経営計画を公表いたしました。

2024年度は、新中期経営計画の初年度として、売上高898億円、営業利益130億円、営業利益率14.5％を計画します。インダストリアル機器部門は国内外の鉄筋結束機事業を中心とした事業拡大の継続、オフィス機器部門は文字表示機器と海外事業の拡大による収益性の維持・向上、ＨＣＲ機器部門は収益改善の継続と海外事業の拡大による安定した黒字化の実現を重点方針として活動を進めていきます。また、新規事業の事業化や持続的な成長の実現に向けた投資を積極的に実施していく計画です。 

株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。