愛されて30年
Column
脚立の最上段に乗らないようパッと見て分かりやすい注意喚起
乗ってはいけない最上部には転落注意の文字とルールのイラストをシールで表示。下りる際に同じ色だと段差が分かりにくいので、上から見ても分かりやすいようにトラテープを貼った。「側面などに表示するより分かりやすく、天面に乗ろうという気を起こしにくくなるので良い」と好評。
ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)は、ライオン(株)とそのグループ内の化学事業を行っていた部門・関連会社が統合され、2015年に新しい事業体としてスタートした企業です。化学薬品の分野で産業の発展を支える製品をいくつも世に送り出していて、例えばタイヤ用薬剤であるゴム防着材※ではアジアでトップシェアを占めるなど、グローバル展開を行っています。
そんな同社の四日市事業所では何年も前からビーポップを利用されていましたが、2023年から安全表示への活用も開始。「第6回安全表示・人づくりコンテスト」に応募したところ、見事、初参加で優良賞を受賞しました。
そこで今回は同事業所の安全衛生活動を推進している安全環境グループの畑中達也マネジャーと前任者の内藤貴夫さん、実際に安全表示を作成されている濱本めぐみさんに安全表示活動と、人づくりコンテストへの取り組みについてお話を伺いました。
同事業所では「安全をすべてに優先させる」という基本理念のもと、OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)の運用を徹底し、安全で安心かつ高い生産性と高品質を実現するため、①重大事故ゼロ ②休業災害ゼロ ③不休災害ゼロ ④異常現象および行政指導ゼロ ⑤生産停止に及ぶ設備トラブル発生ゼロ の5つを目標に日々の安全活動を行っています。また、「常に進歩する安全・安心な事業所」を目指し、従業員が一丸となって無事故・無災害の継続活動に力を入れてきました。
中でも内藤さんが力を入れてきたのが”声出し“です。「人は意識しなければ行動に移せません。そこで全員が行うラジオ体操のときに、これまで『ご安全に!』と唱和していましたが、その前に『無事故無災害を継続しましょう!』と声出しすることを提案したのです」。今ではこの活動は定着し、皆さん必ず唱和するようになりました。こうした地道な活動の成果もあり、同事業所では現在まで2475日(2024年9月18日の取材日時点)無災害を継続しています。
階段手すりへの転倒災害防止のための表示。
同事業所が安全表示に本腰を入れて取り組み始めたのは昨年から。安全表示にビーポップを活用できないかと調べたところ多くの活用事例やセミナー情報に行き当たったことがきっかけです。そこで安全環境グループが主体となって活動を開始。そこから生まれたのが今回の作品です。
「コンテストのことは全く知らなかったのですが、使い方のウェブセミナーを受講したあとに、『応募しませんか』と電話がかかってきたのです」と濱本さん。すぐ内藤さんに相談したところ「参加してみよう」と背中を押してくれました。脚立の表示に自信はあったものの「受賞は考えてもいなかったのでびっくりしました」という濱本さんですが、実は「第7回人づくりコンテスト」にも応募し、密かに入賞を狙っているそうです。
1月の受賞式に参加したことで参加企業の「安全に関する意識の強さを感じた」という内藤さん。「1枚の表示が人の命を労働災害から救う」という意識を事業所内に浸透させたいと強調します。
また、畑中グループマネジャーは「安全表示で他社の皆さんに評価されたことはとても意義のあることだと感じています。現在、社員の安全意識向上のためにグループ内の3事業所とも話し合い、安全表示を統一する取り組みをはじめました」とビーポップによる安全表示と人づくりの拡大に大きな期待を寄せています。
写真左から内藤さん、畑中さん、濱本さん。
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