愛されて30年

安全表示で人づくり

Column

〜安全表示の役割と人づくりの意義を語る〜
大切な仲間を守るため皆の知恵を出し合って取り組む
安全表示は安全意識を向上させる

特別企画:厚生労働省・中央労働災害防止協会対談

マックス株式会社のシリーズ広告「安全表示で人づくり」では、安全表示が実際にどのような形で職場の安全に役立っているのかについて、10回にわたり企業事例を通じてお伝えしてきました。今回は特別企画として、労働災害の現状や安全表示、見える化の意義・重要性について、厚生労働省の安全衛生部安全課の繁野係長と中央労働災害防止協会の笹尾上席専門役に語っていただきました。

※対談は、東京都港区にある中災防本部の会議室に繁野係長をお招きして、十分な感染症対策を施した上で行われました。

中央労働災害防止協会
教育ゼロ災推進部
上席専門役
笹尾 健臣氏

厚生労働省 労働基準局
安全衛生部 安全課
係長
繁野 北斗氏

危険性、有害性を可視化する厚労省の「見える」安全活動

笹尾

最近の労働災害の状況についてお聞かせください。

繁野

4月30日に令和2年労働災害発生状況を公表しました。全国の休業4日以上の労働災害による死傷者数は、19年ぶりに13万人を越えました。これは新型コロナウイルス感染症の、り患も含まれる数ですが、コロナ対策で通常と異なる事業運営等の影響により、労働災害が発生していることも考えられます。また近年、第三次産業、特に接客業や社会福祉施設等の分野で労働災害が増加して、今では第三次産業が全体の半数を占める状況となっています。

笹尾

なるほど。高年齢労働者の労働災害も、やはり多いのでしょうか。

繁野

高齢者の労働災害は、全体の4分の1以上を占めており、働く高齢者の増加に伴って、労働災害も増加しているという状況にあります。

笹尾

本日のテーマは“安全表示”ということですが厚生労働省でも「『見える』安全活動コンクール※1」を実施されていますね。

繁野

はい。職場における危険性、有害性の中で、目に見えないものを可視化する取り組みを「見える」安全活動と呼び、厚生労働省では毎年、この活動事例を事業者から募集する「『見える』安全活動コンクール」を実施していて、今年で11回目を迎えます。

笹尾

つい見逃してしまうリスクを見えるようにして、労働災害を減らしていこう、ケガをさせないようにしよう、というのはすごく良い取り組みですね。全国の事業場を仕事で歩いていると、かつて作成されたであろう古い安全表示はあるのですが、新たにみんなで作ったポスターを貼ったり、ペンキを使って作り上げたりなどといった表示を、最近見なくなったように感じます。安全表示を作成する活動は全国的に低調なのでしょうか。

繁野

最近の安全活動は、マネジメントシステムによるリスクアセスメントが主流になってきています。リスクアセスメントでは、安全表示だけではリスクは下がらないとされており、場合によっては「安全表示をしても安全への効果がない」と誤解されている可能性もあると思います。
一方、安全表示の有効性を強く感じている企業も多く、「『見える』安全活動コンクール」にもたくさんの応募をいただいています。

安全表示を切り口にした職場自主活動の発展に期待

笹尾

確かに、安全表示だけではリスクが下がらないところもありますが、安全表示というのは本当に命を守れる、守ってくれるものだと思いますし、非常に効果のある安全活動の1つとして、その安全表示の大切さを広く理解していただく必要があると思います。
その点、マックス㈱が行う「安全表示・人づくりコンテスト※2」、これは安全表示を職場の皆で考えて、工夫して作成する「職場自主活動」を通じて、働く全員の安全意識の向上、人づくりにつなげていこうという取り組みで、非常に素晴らしいと思います。

繁野

安全表示から人づくりという発想は非常に面白いですね。具体的にお聞かせいただけますか。

笹尾

これはやはり、マックス㈱の坂東さんからお話しいただきましょう。

坂東

はい。人のミスから起こる労働災害は、管理活動だけでは防ぐことはできません。「安全表示で人づくり」の取り組みは、皆で危険箇所を確認して、皆で表示を考えて、皆で貼りに行き、その表示で具体的な行動が取れるか繰り返し現場の声を聞く、「現場・現物・現実」の三現主義に基づいた取り組みです。
職場の仲間を守るために、危険を他人事にせず、ワイワイと表示を考える取り組みを通じて、職場のコミュニケーションが醸成され、決められたことが守れる組織、人づくりを行うのが目的です。
リスクアセスメントでは対応を後回しにしがちな、ちょっとした危険も見逃すことなく、皆で表示を考えて、仲間を思いやれる人づくりの取り組みを広げていきたいと考えています。

笹尾

安全表示を皆で作ることによって、仲間を守り合っていこうじゃないか、という取り組みを通じて、そのコミュニケーションの中から、人づくり、職場づくりをしていこうということですね。

繁野

安全表示の取り組みとして、良い取り組みだと思います。

笹尾

私も、マックス㈱のこうした安全表示を切り口にした職場の自主活動の展開方法に非常に共感しています。

坂東

今年も「安全表示・人づくりコンテスト」のエントリー作品を7月30日までマックス㈱のウェブサイトで受け付けています。皆様のご参加お待ちしております!

笹尾

以上で対談を終わります。繁野係長ありがとうございました。

繁野

ありがとうございました。

  • ※1)=「『見える』安全活動コンクール」とは?
    事業場等で実施されている労働災害防止活動の「見える化」の事例を募集し、広く国民から投票を募り、優良事例選考委員会において評価、選考して優良事例を決定することで、事業場等の安全活動の「見える化」への取り組みを活性化することを目的に、厚生労働省の「あんぜんプロジェクト」として実施されています。
    https://safeconsortium.mhlw.go.jp/anzenproject/concour/2022/list1a.html
  • ※2)=「安全表示・人づくりコンテスト」とは?
    マックス(株)の安全表示プリンタ「Bepop(ビーポップ)」で作成した安全表示のコンテストです。安全表示を職場の皆で考え、工夫して作成する「職場自主活動」を通じ、働く皆様の安全意識の向上(人づくり)につなげていただくことを目的に開催しています。
    https://www.max-ltd.co.jp/product/op/special/bepop-fun/effort/contest/
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