愛されて30年
Column
化学薬品の小分け容器の表示ラベル
❶印字と配色が明瞭なため情報が伝わりやすい。
❷データベースを活用して簡単にGHSなどを配置したラベルが作成できる。
❸複数のシールを隙間なくシートに配置して効率的に出力。
キシダ化学(株)は、各種の研究や学校で使われる試薬・化学製品、エコカー(HV車・EV車他)のバッテリーなどに使われる電池材料などを主力製品として、近年では生命科学や創薬支援などの分野にも領域を広げ、化学製品を通じて科学技術の進歩と幅広い産業を支えている化学品メーカーです。
同社の三田事業所は、1987年の操業開始以来、30年以上にわたり製品工場としての役割を担ってきましたが、2022年6月に大幅リニューアル。安全に配慮した設備が随所に配置され、安全性と生産性がさらに高まりました。
そんな同事業所では、2023年4月の化学薬品に関する労働安全衛生法改正に伴い、事業所内にあるラベル表示対象物の小分け容器への表示をどうすれば分かりやすく、効率よく貼付することができるのかが、課題となっていました。そんなとき、ビーポップを使ってラベルを作成することを考え出し、「第6回人づくりコンテスト」に応募したところ、見事、優秀賞を獲得しました。
そこで今回は、受賞作の制作に携わった三田総務グループリーダーの田端耕治さんと主任の松本尚悟さんに、同事業所の安全活動や安全表示の具体例などについてお話を伺いました。
同事業所では2019年から若手社員の育成を目的に3S活動を強化。作業環境の見直しと改善を図り、現場での原料薬品、製品の保管方法などについて抜本的な見直しを行いました。さらに数回にわたって整理整頓を実施したことにより、社員の安全意識が向上した一方、新たに生まれた作業スペースを利用して、安全で快適な作業環境を構築することができたといいます。
このようにハード面の環境改善が進む一方で、社員の安全意識が向上し、安全表示も多く生み出されました。「その 一因となったのはヒヤリ・ハット活動です」と松本さんは語ります。
「ヒヤリ・ハット活動には力を入れてきたのですが、事例を投稿するための箱に鍵がないので投稿が見られてしまう、誰が投稿したのか分かってしまうといった問題があり、あまり活発ではありませんでした。そこで、しっかりと鍵のかかる箱を設置し、有意な情報は掲示板に貼り出したり、改善したものはグループウェアで共有したりするようにしました」。
その他にも各現場の安全担当者からの声を反映して、事業所内の各所に「段差注意」や「一時停止」、重たいドアにはストッパーを設置して「これを使ってください」など、ビーポップで作成した数々の表示が生まれています。
ヒヤリ・ハット投函箱と共有掲示板。GHS表示による「ラベルでアクション運動」も展開している。
こうして安全表示に活用していたビーポップですが、GHSラベルにも使えそうだとひらめいたのはほんの偶然だったと松本さんは言います。「法改正の3カ月ほど前にビーポップの説明書を何気なくめくっていると、ラベルの作成に強いことに気づきました。線や形が全然違うものを作れるし、データベース機能もある。これかなとピンと来て、ああでもない、こうでもないと作業しながらできたのが今回の作品です」。
そんな松本さんの試行錯誤を、田端さんは常に間近で見てきました。
「当初はエクセルで作って印刷してみたりと、いろいろと悩んでいたようですが、『ビーポップを使う』とひらめいてからアイデアを練り込んでいった結果、とてもいいものができたと思っています。今回コンテストで受賞したことも大きな励みとなりました。私共は数多くの薬品を扱っていますので、今後ラベルの種類は増え続けていきますが、そうしたことにもビーポップなら十分対応できるのではないでしょうか」と、さらに大きな期待を寄せています。
表彰式での田端さん(写真左)と松本さん。
←一覧へ
「LM-3000PRO」は、現場の作業効率をアップさせる据置型のチューブマーカー。印字スピードのアップ、携帯型とのスムーズな連携、アフターメンテナンスのしやすさなど、スピード・機能性・操作性を進化させた次世代モデルです。
LM-3000PRO 特設サイト
「LM-500シリーズ」は、キーボード付帯の携帯型チューブマーカー。φ1.5㎜~φ8.0㎜のチューブや、テープ、さらにLM-550W3は記名板、デバイスラベルに印字できます。また、充電池にも対応しているため電源が取れない現場でもコードレス作業が可能です。
LM-500シリーズ 特設サイト