愛されて30年
Column
夜間でも分かる非常食表示
非常食を常備したものの、従業員へ周知できていなかったり、非常時(電気等のライフラインが途絶えた際)に保管場所が分かりにくかった。
工場は24時間稼働なので、夜間でも容易に確認できる蓄光シートを活用し分かりやすい表示に変更した。また、保管場所も変更し、この表示をしたことで、従業員への周知が進んだ。
福岡県八女市今福に本社のあるタキロンポリマー(株)は、プラスチック樹脂製品の製造、加工、販売を行っています。切削加工用素材は、半導体製造装置及び関連機器、食品機械、その他産業機械に使用されており、耐薬品性や加工性が最大の強みです。また、フィルタープレス用大型濾過板は、固液を分離する目的の機械部品として使用されており、食品分野から鉱山開発の現場など日本国内はもとより海外でも幅広く使用されています。押出機等の生産設備は自社設計で、お客様のニーズに合わせて厚さ、サイズ、樹脂種を取り揃えており、売り上げを着実に伸ばしています。
そんな同社の本社工場では、2022年度の安全方針に「安全で安心な職場環境の維持、強化」を掲げ、労働災害ゼロを目標に日々の安全活動を行っています。また、ビーポップでは安全表示を作成するだけでなく、固定資産管理に銘板シールを応用するなど、幅広い用途に活用しています。そこで今回、同社業務部の恵良(えら)千代子部長に、日頃の安全活動やビーポップの活用法などについてお話を伺いました。
同社では安全対策のひとつとして、タキロンシーアイグループで発生した災害事例の情報共有と速やかな対策に力を入れています。これは、同社独自の取り組みで、他拠点での事例を共有し、社内で同様の事例が発生する可能性がないかを検討、洗い出しをしたうえで自社に置き換え事前に対策をするというもの。こうした事例を月1回の安全衛生会議の中で「類似災害をこう考えました」「対応はこうしようと思います」と発表し、それぞれに意見を出し合ってさらに良いものにしていく。ということを繰り返していく取り組みです。
こうした活動に力を入れる一方、「ヒューマンエラーから起こる災害については、安全表示で注意喚起すると防げるものが多く、ビーポップを日頃から活用しています」と恵良さんは語ります。
例えば、足元に配線が出たままになっている場合でも、現場の都合で配線をしまえないというところもあります。その場合は「凹凸があるので注意」などと表示していましたが、床面に表示したのでは下を向かないと気づきません。そこで恵良さんはビーポップを使い、目線の高さに注意喚起の表示を貼ることで、実効性のある安全表示へと改善しているのです。
これまでは日付と固定資産ナンバーしか表示できなかった(上)が、ビーポップで銘板シールを作成することで稟議書ナンバーや設置場所など多くの情報を盛り込むことができ、固定資産管理が飛躍的に効率化した。
現場が意見を出し合いながら、オリジナルの安全表示を作成している。
「当社の工場は2012年の完成から10年を経て、案内版などのサイン表示が剥がれているものも散見されます。そういったサイン類についてもビーポップを活用して、新しく実情に沿ったものへと貼り替える作業が一通り終わったところです」と恵良さん。現在は、現場の方が自分たちに必要な材料を、必要な表現で、必要な大きさで作れるという良さを活かすため、ビーポップを現場に設置しているそうです。そうすることで全社的に安全意識が高まることも狙いです。
また恵良さんは、「私は採用も担当しているのですが、将来的には外国人の採用も視野に入れています。それが実現した際には、日本語がよく分からなくても直感的に感じ取ることができる安全表示を作成することが、危険防止に有効だと考えています」と、今後のさらなる活用拡大に期待を寄せています。
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