愛されて30年

安全表示で人づくり

Column

安全表示をひとつのきっかけとして安全文化に新しい発想を生み出す

西尾レントオール株式会社 建築機械部 千葉センター

ビーポップを活用した安全表示事例

廃塗料の区別化

塗料廃棄用のドラム缶に手書きのイラストで分別表示(液体・粉)とドラム缶の空き具合を表示。廃棄時の確認が容易になった。休憩所など人が立ち止まる場所に、目立つように表示を工夫。

 大阪市中央区東心斎橋に本社のある西尾レントオール(株)は、建設機械や産業機械をはじめ、イベント用品や子供用遊具などさまざまな物品をレンタルする総合レンタル業です。日本全国のみならず、アジア各国や豪州など海外にも進出する一方、2013年には東証1部上場、2022年には東証プライム市場に上場もしています。そして、同社の幅広い事業分野の中でも、超高層建築物の建設に欠かせない「大型タワークレーン」のレンタルに特化した事業を行っているのが建築機械部です。その整備保管部門を担う千葉センターでは、10年以上前からビーポップを導入し、安全表示に役立てているそうです。そこで今回は、同社建築機械部の東京本部で、高橋千尋部長と安全衛生を担当されている小田哲久技術専任課長、阿島知子事務主担に、同社の安全活動や安全表示の活用法についてお話を伺いました。

日々のKY,ヒヤリ・ハットをベースに毎月のパトロールで安全意識が向上

 「モノ作りの現場などと違い、物品を貸し出すレンタル業というのは、ことさら安全を訴えなくてもあまり事故は起きていませんでした」と小田さんは振り返ります。例えば、短期労働者やアルバイトなどさまざまな雇用形態がある事業場では、人の出入りも多いため、常に安全面の重要性を訴える必要がありますが、少数精鋭でメンバーにあまり入れ替わりのない建築機械部では、それほど安全を意識しなくても無事故無災害が続いてきたそうです。しかし、近年ではベテランが退職し、メンバーが若くなるにつれて事故や労働災害起こる可能性が高くなり、改めて安全文化の醸成が必要となってきました。そこで、小田さんと阿島さんが安全衛生担当として同社の安全文化定着に取り組み始めたのが5~6年前のことです。
 千葉センターでの安全への取り組みは、毎日行う朝礼でのKY活動と業務終了時に行うヒヤリ・ハットの記録がベースとなっています。
「全社員が『ランクアップノート』を持っています。それぞれ個人が年間目標をたててそこに記入し、毎月・毎週・毎日と目標の達成度合いを確認するものです。その中に毎日のヒヤリ・ハットを記入する欄があり、それを集計して、センターの所員全体でその対策を考える、という習慣を定着させています」と小田さん。
 こうした日々の積み重ねの上に月例の安全パトロールを実施し、パトロール報告書を所員全体に水平展開、問題是正のスピードアップを図っています。「安全パトロールは3年くらい実施していますが、みんなの意識が明らかに『やらされるもの』から『やるもの』に変わってきています」と、小田さんは手応えを感じています。

人の流れを読んで表示の意味をしっかり伝える

 千葉センターでビーポップを導入した決め手は、耐久性と、デザインの自由性だったことだったといいます。
 「タワークレーンに直接貼りますので、風雨に強いことが必須です。その上で大きなサイズが出力できることと、いろいろな表現ができることが魅力でした」と阿島さん。
 一方で、「デザインは自由に作成できますが、人の流れを読んで貼らないと誰も見ません。表示の意味がしっかりと伝わって、考えてもらえることこそが重要なのです」と高橋さんはいいます。
 「必ず立ち止まる場所、例えばトイレとか冷蔵庫などに掲示するようにしています。それでも貼っておくだけだと風景になってしまいますので、常に人目につくように工夫をしたりとか、新しい情報に更新するようにしています」と阿島さん。厚生労働省などのホームページを確認して、安全衛生活動に関する新しい情報がないか常にチェックしています。
 こうして新しい情報を発信する一方で、どうしても同じメンバーだけで仕事をしていると発想力が日々失われていくと高橋さんは感じているといいます。そうならないため、高橋さんはできるだけ多くの展示会などに足を運ぶようにしているそうです。「特に『人づくりコンテスト』では安全表示をひとつのきっかけとして、当社の安全文化に新しい発想が生まれればいいと考えています。今後は、社員の新しい発想を活かすために、意見を言いやすい雰囲気と、吸い上げやすい仕組みを作っていこうと考えています」と、高橋さんは将来を見据えています。

左から小田さん、高橋さん、阿島さん。
後ろのタワークレーンは小田さん手作りの1/32モデル。
リモコン操作で本物と同じように動きます!

※撮影のために十分な感染症対策を行った上で一時的にマスクを外していただきました

会社概要

西尾レントオール(株)建築機械部千葉センター

本社所在地
大阪市中央区
設立
1959年
千葉センター所在地
千葉県八街市滝台
工場操業開始年
1972年
従業員
単体:2,174名
連結:4,463名(2021年9月末現在)
主な事業内容
総合レンタル業および関連事業建設機械・器具全般(土木・道路・建築・高所作業用機械)、産業用機械、イベント用品全般。建築機械部は大型タワークレーンの整備・レンタル。
PDFダウンロード コンテスト作品集(データ版) 無料ダウンロードはこちら ※お客様情報のご登録が必要です。 ←一覧へ

( MAX other products )

マックスチューブメーカー レタツイン LETATWIN LM-3000PRO

「LM-3000PRO」は、現場の作業効率をアップさせる据置型のチューブマーカー。印字スピードのアップ、携帯型とのスムーズな連携、アフターメンテナンスのしやすさなど、スピード・機能性・操作性を進化させた次世代モデルです。

LM-3000PRO 特設サイト
マックスチューブメーカー レタツイン LETATWIN LM-500シリーズ

「LM-500シリーズ」は、キーボード付帯の携帯型チューブマーカー。φ1.5㎜~φ8.0㎜のチューブや、テープ、さらにLM-550W3は記名板、デバイスラベルに印字できます。また、充電池にも対応しているため電源が取れない現場でもコードレス作業が可能です。

LM-500シリーズ 特設サイト