愛されて30年
Column
COVID-19(新型コロナウイルス)感染予防対策促進
玄関に消毒液を設置するものの利用状況が向上せず利用促進を図る必要性があった。強制するような表現は玄関にふさわしくなく、柔らかい表現かつ利用率が上がるような表示をとビーポップの表示を利用して「従業員もお客さまも感染予防にご協力下さい」というお客様と従業員に向けて柔らかい表現のアナウンスを行った。既存のポスターに内外向けのモノはなく、ビーポップでこれをクリアした。
愛知県大府市に本社のある(株)チタ製作所は、長年にわたって大手自動車メーカーの加工専用機や治具などの設計製作を行ってきました。その歴史は日本のモータリゼーションの進展とともにあり、時代のニーズが大きく変化する中でも、創業の精神である「挑戦し続ける心」をモットーに常に最高の技術を提供することで大きく発展してきました。
昨年は、新たな時代を見据えて「SDGs宣言」を行い、17のゴールのうち8つの重点目標を掲げ、地域産業の持続的な成長、持続可能な地域貢献と環境保全に貢献する活動を開始した同社では、労働安全対策もこの一環として重要視しているといいます。
そこで今回は、同社におけるSDGsへの取り組みと安全対策・安全表示に役割などについて、鳥居孝佳専務と経営企画室の前田泰宏室長にお話を伺いました。
同社ではSDGs宣言を行った昨年から、毎月1回各部署から若手1名を選出してSDGs会議を開催しています。昨年度は主にSDGsに関して学んでいましたが、今年はさらに一歩進めて、SDGsの観点からの改善提案活動にも取り組んでいるそうです。どうしても原価や工数低減という視点になりがちな改善提案ですが、その改善がどれだけSDGsに関係しているのかもチェックして改善提案書に記入するのです。こうして、小さな改善がSDGsにも寄与することを、まず若手社員から意識づけていく活動をしています。
「例えば、事故が1回起きてしまうと、それに対するさまざまなマイナス面が出てきます。対策のために電気を使い、何回も現場に行くために車を使えばCO2の排出にもつながります。そういった大きな観点から見れば、ひとつの事故が、実はどこかで地球の環境や自分たちの未来とつながっているのです」と、鳥居さんはこの活動の意義を語ります。
コロナ対策表示
トイレの表示に活用。蓋を開けたままトイレを流すと、ウイルスが拡散する可能性があるので、閉じることを促した。
一旦停止
敷地内の建物が隣接していて、建物間が通路になっている構造上、移動時に動線が交差して衝突する危険性があった。それを防止するため、一旦停止と左右確認を促す表示を掲示した。
同社では、安全衛生委員会活動をベースに、各種安全教育の実施、朝礼でのヒヤリ報告など各種の安全対策を行っていますが、中でも力を入れているのが各種点検でのフォローアップ活動です。これにはトップ点検、経営企画点検、一回り点検、客先工事安全パトロールといった多くの種類があり。それぞれ別の角度から安全点検を行うことで危険の芽を小さなうちに摘むことができ、より実用性の高い点検となるよう工夫されています。
「当社には多様な機械があり、現場ではこれを毎日点検していますが、その日常点検を形だけでなくきちんと行っているか、について、古参の安全担当者がさらにチェックするのが一回り点検です。そのうえでトップ自らが毎月点検していくトップ点検もあります。会長、社長、専務、常務がそろって社内を回るので確実なチェック機能となり、大きな効果があると考えています」と前田さん。会長が朝から工場内を一回りして皆に声をかけ、挨拶してから仕事をスタートすることもあるという同社。経営陣が現場を熟知していることが、安全対策の強みとなっているそうです。
そんな同社における安全表示の役割について、「本当は安全表示をしなくても大丈夫な職場であることが理想ですが、残念ながら完全に安全化することは難しいのが現実です。しかし、表示ばかりに頼っていると、右も左も似たような表示ばかり、ということにもなりかねません。そうならないためには、自分たちで工夫しながらポイントを絞った安全表示が重要な役割を果たします。ですから、自分たちに合わせて好きに作れ、余計なものを作らなくてもいいビーポップは重宝しています」と前田さんは語ります。
そして、最後に鳥居さんは「安全にウルトラCはありません。これからも当たり前のことを当たり前に愚直にやっていく、これを基本姿勢として安全活動に取り組み続けていきます」と力強く語ってくださいました。
株式会社チタ製作所のみなさん
写真左から鳥居さん、前田さん、実際にビーポップを使っている安井さん
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