愛されて30年
Column
階段昇降時のルール徹底
階段昇降時に手すりを持つだけでなく、片手と両足の3点支持をすることで安全な昇降を促す表示。手形・足形のイラストを入れることで分かりやすくなっている。
フォークリフトの位置表示
フォークリフトに充電するための置き場で、爪による転倒を防ぐため、正しい停止位置を表示した。運転席からも見やすい場所に貼ることで、正しい位置に爪をピタッと停止させることができる。
1918年創業の山九(株)は、百年を超える歴史の中で、「人」と「感謝」(Thank you)という一貫したポリシーを持ち続け、国内外の物流、機工、構内操業支援という各分野での実績を融合させた独自のビジネスモデルを確立してきたグローバルカンパニーです。
同社では「安全はすべてに優先する」という安全理念を徹底し、全社挙げて労働災害防止に取り組んでいます。
なかでも京滋支店では、「安全ルールをきっちり守り、守らせる職場風土の定着」を方針に掲げ、日々の安全衛生活動を積極的に推進しています。そこで、支店長の日下博さんと、グループマネージャーの行徳一茂さん、安全衛生担当の上栁清志さん、実際にビーポップで安全表示を作成されている谷内博美さんにお話を伺いました。
同支店では安全基本行動事項を順守する厳格な職場づくりのために、さまざまな活動を行っていますが、中でも安全パトロールには力を入れています。毎回、職場の禁止事項をチェックし、指差し呼称の励行、4Sの徹底など、安全に関する基本行動を巡視して、少しでも違反があれば作業を中止させて指導を行います。しかし、指導と言っても一方的なものではありません。
「管理者には、職場から災害を起こさせない責任があります。そのためには、常に作業者と同じ目線で現場を認識することが大切なのです」と、行徳さん。安全対策には上司も部下も関係なく一丸となって取り組んでいるといいます。
さらに、昨年同支店はからウェブパトロールという取り組みもはじめました。これはスマートフォンで現場の動画を撮影しながら、リアルタイムで統括部長やエリア長、現場の作業者などが一緒にモニタリングして問題点を洗い出すというもの。そして、この時工夫しているのは、別の支店からも何人かが参加して同時にモニタリングするということ。例えば、同支店は化粧品が主体ですが、鉄鋼関係を中心に扱っている他支店の作業者が見れば、全く別の観点で不安全行動や危険箇所が見えてくるといいます。こうして支店同士が連携しあって安全活動に取り組んでいます。
荷台からの飛び降り防止
忙しいときはつい荷台から飛び降りるドライバーがいるため、トラック昇降用階段の見やすいところに「飛び降り厳禁」と表示した。昇降台の背面にも同様の表示を貼った。
また、行徳さんは安全表示について「口頭のみでは、人それぞれ受け取り方が違うため、危険の捉え方や作業方法などに温度差が出てしまいます。そこで作業者全員が共通した認識で取り組むことができるよう、安全表示で“見える化”することが重要です」と、その意義を語ります。
実際にビーポップをお使いになっている谷内さんは、「ラミネートしたものを両面テープで貼っていたのですが、どうしても接着剤の跡が残るので困っていました。その点、ビーポップですと貼りやすく、取り外しも簡単で奇麗なのがいいですね。現在は私一人のパソコンで作成していますが、これからは支店の全員が作成できるようになればいいと思います」と評価してくださいました。
人づくりコンテストに参加することによって、少しずつ安全表示の用途が広がり、アイデアも盛り込まれてきているという同支店。「コンテストの応募作は、一見、似ているものもあるのですが、実は各社が独自でひと工夫して分かりやすく表現されていますね。これからも他社事例を参考に、当支店に適した安全表示が生み出せるようにしていきたいと思います」と、日下さんは安全表示活動のさらなる広がりに期待を寄せてくださいました。
左から上柳さん、日下さん、谷内さん、行徳さん
※撮影のために十分な感染症対策を行った上で一時的にマスクを外していただきました
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