愛されて30年

安全表示で人づくり

Column

安全表示という優れたツールを使って仲間を守り、安全な工場を作る

マックス株式会社 藤岡工場

第3回安全表示・人づくりコンテスト 応募作

台車の立掛け防止表示「立掛けは仲間を傷つける」

使用後の台車が壁や設備に立て掛けられているため、つまずきや倒れてぶつかるなどの危険性があった。置き場所や置き方のルールが決まっていなかったため、どこにでもおいてしまう状態だった。
↓
台車の置き場所と置き方のルールを決めた上で、立て掛けると目に入る台車の裏に「立て掛けは仲間を傷つける」という呼びかけの言葉を表示し、職場の安全意識向上につなげた。

 東京都中央区に本社のあるマックス(株)は、国産初となる小型ホッチキスに代表される文具・オフィス機器をはじめ、建築・建設工具や住環境機器、車椅子などの介護福祉機器など幅広い事業領域を持ち、欧米やアジアにも拠点を置くグローバルサプライヤーです。
 同社の主要生産拠点のひとつである藤岡工場は、1日に1億本のホッチキス針を生産する世界屈指の消耗品工場として、テレビでもたびたび取り上げられています。
 そんな同工場では、働く人の安全と健康を最優先にするためのスローガン「元気良く出勤、気持ち良く退勤」を掲げ、月1回の安全衛生委員会の活動を中心に、KY活動やヒヤリ・ハット運動、毎日の指差し呼称など安全衛生活動を絶え間なく進化させ続けてきました。
 そこで、工場長の松田さんと安全推進リーダーである課長の塚越さんに同工場における安全活動への取り組み、安全表示の活用などについてお話を伺いました。

生産の自動化と安全設備の追加で安全対策を徹底

 同工場がユニークなのは、その生産量の膨大さだけではありません。生産のための設備のほぼ全てが、自社で設計から組み立て、導入までを行っている「自社開発設備」だということです。さらには「運搬の完全自動化」への取り組みも進み、人の作業は、段取り変えや品質管理、メンテナンスなどに特化して、物は設備に作らせるという高度なFA化を実現しています。そんな同工場ですが、それでも安全に対する取り組みの重要性は増すばかりだと松田さんは言います。「自動で物が作られているということは、逆に目に見えないところに危険が潜んでいるということでもあります。そのため、作業者がいかに安全に作業するかをポイントに、ここ数年、安全教育に非常に力を入れてきました」。
 同工場の安全への取り組みのポイントのひとつは徹底した安全設備の追加です。例えば、指を機械に挟まれてしまいそうな装置があれば、手が入らないように防護ネットで囲います。「さらに、そのネットを開けようとすると装置が自動停止するようにします。こうしてミスを回避する設備をどんどん追加していきます」と松田さんはその徹底ぶりを語ります。

工場内で露出しているベルトをまたぐと転倒する恐れがあるため、安全表示を掲示してきたが、時間が経つと薄くなってきた。ここが薄くなるということは人がまたいでいる証拠…

そこでひと目で分かるよう、安全表示に写真を取り入れ、さらに。安全意識を高めてもらうため「みんなが、みているぞ」という言葉を加えた。
※実際の転倒現場ではありません

KY活動を通じてみんなに安全について考える

 もう一つのポイントは安全意識の向上です。自分たちの仕事にどういう危険が潜んでいるのか予知する能力を高めるKY(危険予知)活動に、普段から力を入れてきました。
 「毎日、朝礼のあとに“指差し呼称”を実践して作業の安全を確かめています。安全の確認、危険箇所を頭の中にたたき込んでから作業に入るようにします。これを続けるようになって、安全に対する心構えを持って仕事をするという習慣が身に付いてきました」と塚越さん。
 松田さんは現在、安全に対する若手の研究会を開催して自由に意見を言ってもらう場を設けています。しかし、安全表示の取り組みが、ともすれば“表示物を作ること”が目的になってしまいがちだったそうです。
 安全な職場環境づくりの目的は、みんなが安全に仕事ができて、気持ちよく家に帰って、また次の日元気に出社してくること。それを実現するための手段が注意喚起の表示です。安全表示という優れた手段、ツールによって仲間を守れる、自分も注意できる、そういうものをみんなで考えていきたい」と松田さん。これからも、最終目的であるみんなの安全につながるように安全表示活動を続けていきたいと、今後の展望を力強く語ってくださいました。

マックス株式会社 藤岡工場のみなさん
左から松田さん、真渕さん、新井さん、富澤さん、塚越さん

※撮影のために十分な感染症対策を行った上で一時的にマスクを外していただきました

会社概要

マックス(株)藤岡工場

所在地
本社:東京都中央区 藤岡工場:群馬県藤岡市
設立
1942年(藤岡工場は1963年操業開始)
従業員数
2,508名(2021年3月現在)
主な事業内容
インダストリアル機器、オフィス機器、HCR(福祉関連)機器の製造・販売など
PDFダウンロード コンテスト作品集(データ版) 無料ダウンロードはこちら ※お客様情報のご登録が必要です。 ←一覧へ

( MAX other products )

マックスチューブメーカー レタツイン LETATWIN LM-3000PRO

「LM-3000PRO」は、現場の作業効率をアップさせる据置型のチューブマーカー。印字スピードのアップ、携帯型とのスムーズな連携、アフターメンテナンスのしやすさなど、スピード・機能性・操作性を進化させた次世代モデルです。

LM-3000PRO 特設サイト
マックスチューブメーカー レタツイン LETATWIN LM-500シリーズ

「LM-500シリーズ」は、キーボード付帯の携帯型チューブマーカー。φ1.5㎜~φ8.0㎜のチューブや、テープ、さらにLM-550W3は記名板、デバイスラベルに印字できます。また、充電池にも対応しているため電源が取れない現場でもコードレス作業が可能です。

LM-500シリーズ 特設サイト