愛されて30年

安全表示で人づくり

Column

自職場での安全表示活用事例を他工場にも情報共有推進

日産自動車株式会社 横浜工場

ビーポップを活用した安全表示事例

蓄光シートによる足跡や懐中電灯の表示

夜間の停電時でも安全に歩行できるように考案されている。また、保護フィルムを貼ることで疵や油による劣化も防ぐことができる。

 神奈川県横浜市に本社・工場のある日産自動車(株)は、1933年の設立以来、数々の革新的な技術で、魅力ある自動車を生み出し続けてきた、日本を代表するグローバル企業です。中でも創業の地に建つ横浜工場は、日本初の量産工場であり、現在、約54万㎡という広大な敷地内の三地区で、エンジン、モーターやサスペンションという自動車の最重要部品を生産しています。
 そんな同工場でも、ビーポップによる安全表示が、安全意識向上と社内コミュニケーションのきっかけづくりに役立っているといいます。そこで工場長の和田民世さん、実際にビーポップで安全表示を作成している田中さんと関谷さんに、安全への取り組み、安全表示に期待することなどについてお話を伺いました。

慣れた道では油断しやすい標準作業でこそ安全対策を徹底

 同工場では「全員の高い安全意識ですべての災害を防止する」を安全基本理念と定め、行動基準として「常に危険感受性を高め、レベルの高いKY(危険予知)で、1.自分自身の安全は自分で守る 2.仲間の安全はみんなで守る 3.決められたルールは例外なく遵守する 4.ルール違反は見逃さない(許さない)」を2014年に制定し、これを毎日、各職場で指差呼称し、安全意識を定着させる取り組みを進めています。
 「労働災害は油断や慢心から起こります。運転でも、高速道路などでは気を付けるのですが、逆に日常の通勤や買物時などの慣れた道では不注意になりがちです。工場もそれと同じで、慣れた作業にこそ危険がひそんでいると考え、標準作業における安全対策を徹底しています」と関谷さん。同工場では。「標準以外のことが発生したら、止める、呼ぶ、待つ」を合言葉にして、出入り口などあらゆるところに掲示しています。
同社では現在、協力関係にある提携企業とともに「7拠点ベンチマーク活動」に取り組んでいます。これは、改善提案などで良いアイデアがあったらすぐに共有し合い、「良いとこ取り」をすることで提携企業全体の安全対策強化や品質向上につなげるための活動です。この中でビーポップによる安全表示を田中さんが紹介したところ、好評となり、すぐに他の事業所でも導入が相次いだそうです。
 「私自身、つい最近までビーポップの存在を知らなかったのですが、実際に使ってみるととても使いやすいので、今はいろいろとためしているところです。私だけでなく、多くの監督者に使い方を身に付けてもらっています」と田中さん。今後もビーポップによる安全表示の浸透に力を入れたいと語ってくれました。

油分に強い油面シートによる台車ロケーションの表示

風通しの良さと風化防止に役立つ安全表示を今後も推進

 同工場で安全表示の重要性が再認識されたのは、今年2月13日深夜に発生した大きな地震による停電の時だったと、和田さんは振り返ります。
 「当日は週末で、休日の夜間勤務中でした。もちろん定期訓練は行っていましたが、実際に停電が起きてみると、非常用の電灯が見つからないとか、電池が切れていたなどの事態が発生し、改めて最悪の事態から逆算して安全対策を行うことの重要性が認識されました」と和田さん。これをきっかけに工場全体を対象とした一斉点検を行うことを決めたといいます。
 「私は安全対策には風通しと風化防止という2つの風対策が重要だと考えています。立場に関係なく危険だと指摘できる風通しの良さと、不安全な状態を見過ごしてしまう安全意識の風化を防ぐことが安全な職場を築く鍵だからです。その意味で、みんなで一緒に安全表示を考えることは社内のコミュニケーションを円滑にし、表示が常に目に入ることによって安全意識の風化を防ぐことに大きな効果があると思います」と和田さんは安全表示への期待を語ります。こうした取り組みを通じて、同工場から、開拓精神にあふれた革新的な技術が今後も生み出していくに違いありません。

日産自動車(株)、横浜工場のみなさん

※撮影のために十分な感染症対策を行った上で一時的にマスクを外していただきました

会社概要

日産自動車(株)横浜工場

本社・横浜工場所在地
神奈川県横浜市神奈川区
設立
1933年
工場従業員数
3,200名(2020年現在)
主な事業内容
エンジン、モーター、サスペンション部品等の一貫生産
PDFダウンロード コンテスト作品集(データ版) 無料ダウンロードはこちら ※お客様情報のご登録が必要です。 ←一覧へ

( MAX other products )

マックスチューブメーカー レタツイン LETATWIN LM-3000PRO

「LM-3000PRO」は、現場の作業効率をアップさせる据置型のチューブマーカー。印字スピードのアップ、携帯型とのスムーズな連携、アフターメンテナンスのしやすさなど、スピード・機能性・操作性を進化させた次世代モデルです。

LM-3000PRO 特設サイト
マックスチューブメーカー レタツイン LETATWIN LM-500シリーズ

「LM-500シリーズ」は、キーボード付帯の携帯型チューブマーカー。φ1.5㎜~φ8.0㎜のチューブや、テープ、さらにLM-550W3は記名板、デバイスラベルに印字できます。また、充電池にも対応しているため電源が取れない現場でもコードレス作業が可能です。

LM-500シリーズ 特設サイト