愛されて30年
Column
怖~い扉!
これまでは防火扉に「防火扉を動かすと、火災報知機が発報します」と小さい字で表示されていただけだった。間違って防火扉を動かしてしまうと、自動的に火災報知機が発報し、【非常編成】が発令される。この防火扉のシステムを知っている従業員は少なく、うっかり動かすと火災報知機が発報して大ごとになる可能性があった。
扉のノブ部分をくり抜き、注意のピクトサインとかなり怖いイメージのフォント(文字体)を使用して注意喚起した。この文字を見た社員からは「この文字が怖い」という反応もあり、うっかり触ることもなく、狙い通りの表示となった。
富士石油(株)では、中東など世界各国から原油を輸入し、先進の技術と設備によりさまざまな製品へと精製しています。なかでも袖ヶ浦製油所では、原油タンクをはじめとして、わが国トップレベルの設備を備え、輸入から精製、ブレンド、出荷までを一貫して行い、ガソリンや灯油など、私たちの暮らしになくてはならない石油製品を生産しています。
生産現場が24時間体制で稼働している同製油所では、安全衛生活動に大変力を入れています。昨年はその一環として、危険箇所をチェックすることでオリジナルの安全表示を考案。第3回「人づくりコンテスト」に応募し、見事に入賞しました。
そこで今回は石塚副所長兼製造部長、安全環境部の浅井部長、KY推進リーダーの橋谷田さん、同じくKY推進リーダーで実際にビーポップを使われている柳川さんに同製油所の安全衛生活動と、人づくりコンテストへの取り組みについてお話を伺いました。
同製油所では安全対策の柱のひとつとして、製油所長以下社員全員による装置の安全・点検を毎月1回行ってきました。この活動は、事務職なども全員参加して安全チェックを行うことから、サッカーなどでゴールキーパーを含めた全員で攻撃することにちなんで、「パワープレイ総点検」と名付けられています。2011年から100回以上行われてきた重要な活動で、点検する装置の運転に直接関わらない社員が違った視点で点検することにより、運転員では見過ごしてしまう可能性のある状態等を抽出し、対処するというもの。「現在はコロナ禍のため、時間をずらしながらも各所の清掃などを継続しています」と浅井さん。
また、同製油所ではKY活動も重視して来ました。「中災防のKY活動をベースに行ってきたのですが、2019年4月からは独自に策定したFOC※式を開始しました。これはKY活動を更にきめ細かく行えるように、、当社の実情に即したものへと進化させた取り組みです。実際に活動を行った際に、あまり訓練が行き届いていない従業員は見ていればわかるものですが、FOC式を導入してからそういった従業員は減っており、現場からも取り組みやすいという声が上がっています」と、橋谷田さんと柳川さんは独自のKY活動に手応えを感じています。
新型コロナへの感染対策として、玄関から受付に至るまでビーポップで出力した足跡マークを貼り付け、自然に検温と消毒を行える導線を作り出した。
「昨年、社内の安全表示を見直すため、危険箇所がないか点検巡視したところ、数多く見つかりました。その中でも防火扉は表示が小さく目立たなかったため、どうやって注目してもらうかについて論議した結果、生み出されたのが今回の作品です」と柳川さん。実はビーポップを操作するパソコンには"怖い"フォントがなかったため、新たにソフトを購入してフォントを使えるようにしたそうです。パソコンにフォントが搭載されていれば、自由に表示が作れるのも魅力だと柳川さんは言います。
また、人づくりコンテストへの取り組みについて石塚さんは「当社の社員構成は大きく若手とベテランに分かれているため、両者のコミュニケーションに心を砕いてきましたが、オリジナルの安全表示についてみんなで考えることで、自然にコミュニケーションが図れるきっかけになったと思います」と、思わぬ副産物があったことを教えて下さいました。みなさまのお話から、安全表示にはさまざまな効果や影響があることをうかがい知ることができました。
富士石油(株) 袖ケ浦製油所のみなさん
※撮影のため、一時的にマスクを外していただきました
←一覧へ
「LM-3000PRO」は、現場の作業効率をアップさせる据置型のチューブマーカー。印字スピードのアップ、携帯型とのスムーズな連携、アフターメンテナンスのしやすさなど、スピード・機能性・操作性を進化させた次世代モデルです。
LM-3000PRO 特設サイト
「LM-500シリーズ」は、キーボード付帯の携帯型チューブマーカー。φ1.5㎜~φ8.0㎜のチューブや、テープ、さらにLM-550W3は記名板、デバイスラベルに印字できます。また、充電池にも対応しているため電源が取れない現場でもコードレス作業が可能です。
LM-500シリーズ 特設サイト