目次
1.電動工具とは?
電動工具とは、電気を動力源にした電動機(モータ)を内蔵して木材・金属・コンクリート等への作業(切断、締結、研磨等)を行う工具の総称です。 大きく分けて「バッテリー式」と「コード式」の2種類ありますが、マックスは専用の電池を使用するバッテリー式の工具をメインにラインアップしています。
そして、マックスは「エア工具」と「ガス内燃式工具」もラインアップしています。大きな違いは動力源です。
「エア工具」はコンプレッサで圧縮した空気を動力源にしています。「ガス内燃式工具」はエンジンの原理で、
機械内部で燃料ガスと空気の混合物に電池パックを使用して点火・燃焼させ、そのエネルギーを動力源としています。
■電動工具の概算
カテゴリ | 概算(税抜) |
---|---|
充電式クリーナー・パワーランプ | 約1万円台~ |
充電式インパクト | 約3万円台~ |
充電式タッカ | 約4万円台~ |
充電式フィニッシュネイラ | 約6万円台~ |
鉄筋結束機 | 約10万円台~ |
2.電動工具の種類とおすすめ
(1)締める・穴開け
充電式ドライバ
充電式ドライバには充電式インパクトドライバと充電式ドリルドライバがあります。以下のような違いがありますので、使用シーンでどちらを使うかをお選びください。
■おすすめの業種
- ・木造住宅建築の大工
- ・内装工事施工
- ・電気・設備工事
- ・ほか建築建設作業の施工者
- ・DIYをやる方
■充電式インパクトドライバと充電式ドリルドライバのおすすめ作業
充電式インパクトドライバ | 充電式ドリルドライバ |
---|---|
①長いねじ・大きなねじ締め ②堅い部材へのねじ締め ③建築・建設現場などで大量のねじをスピーディーに回す |
①正確なねじ締め、穴あけ ②繊細な部材へのねじ締め、穴あけ |
充電式インパクトドライバ
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
締め込み負荷がかかると、回転方向に一定の間隔で打撃を加えて、回転の力をさらにアップさせ、より効率的なねじ締め作業が行えます。
パワフルにねじ締めを行えるので、力が必要な堅い部材や長いねじも素早く締めることができます。
また、充電式インパクトドライバは、正転・逆転を切り替えるスイッチがついていますので、
錆などで固くなったねじなども簡単に緩めることができます。すでに下穴があいている部材へのねじ締め作業だけでなく、
下穴が空けられていない部材のねじ締め作業にも適しています。プロの方からDIYまで、幅広くご使用いただける電動工具です。
充電式ドリルトドライバ
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
充電式ドリルドライバは、木材・金属のねじ締め・穴あけ作業を行える電動工具です。打撃をせず回転する力のみで作業をします。
回転スピードの切り替え機能がついている為、用途に応じたスピードに切り替えて作業することができます。
またねじの締めすぎを防ぐトルク調節機能(クラッチ機能) がついていて、本体表面に目盛り数字が刻まれたリングがあり、
回転させることで、クラッチ(回転を遮断する装置)が作動するトルクをおおまかに調節できます。
回転スピードと締め付け力を細く調整して使用することで、部材に合わせてねじを締め込むことができます。
また、充電式インパクトドライバよりも軸のブレが発生しないため、初心者でも扱いやすいです。
■充電式インパクトドライバと充電式ドリルドライバの違い
充電式インパクトドライバは、モータが作り出す回転力だけでなく、回転方向のインパクト(打撃)を加えることでドリルドライバよりも
非常に強い力を発生させられるので、充電式ドリルドライバでは締め込み難い長いねじなども、充電式インパクトドライバならスムーズに締めることができます。
しかし、充電式ドリルドライバよりも軸には少し遊びがあり、打撃による急激な力が加わるため、精密な穴あけやねじ締めは難しいです。
充電式ドリルドライバは、充電式インパクトドライバと違い、打撃が加わる仕組みはないので、回転力だけでねじ締め・穴あけ作業を行います。
回転の軸がぶれにくくまっすぐ回転するため、狙った場所に正確なねじ締めや穴あけがしやすいのがメリットです。
また、金属や木材に対しての穴あけ作業などに利用できます。
■先端工具
充電式インパクトドライバと充電式ドリルドライバの先端に取り付けるアタッチメントのことを「先端工具」と呼びます。 先端工具を回転させて、ねじ締めや穴あけ作業を行います。先端工具を変更することで、幅広い作業を行うことができます。 充電式インパクトドライバと充電式ドリルドライバでは、先端工具の差込口の形状が違います。
充電式インパクトドライバ | 充電式ドリルドライバ | |
---|---|---|
差込口 |
|
|
六角対辺6.35㎜軸にある溝にスチールボール(部品)を固定する形状です。ワンタッチで装着可能です。 | 丸棒形状の軸を上記のように3つの爪で先端工具を固定します。 |
■具体的な使用シーン
充電式インパクトドライバ
- ・筋交い金物、ドア枠・窓枠など 枠組、野縁、根太等のねじ締め作業
- ・ドリルねじなどの鉄に対するねじ締め作業
- ・サッシなどの小ねじ締め作業
- ・器具・分電盤・ダクトなど取付け作業
- ・羽子板ボルト、アンカーボルト、ダクトボルト等の ボルト、ナット締め作業
- ・家具の組み立て、DIY
充電式ドリルドライバ
- ・土台、柱、床合板、壁材などの木に対する穴あけ作業
- ・型枠パネルへの穴あけ作業
- ・軽天材、鉄板に対する穴あけ作業
- ・サイディング材等の外壁材への穴あけ作業
- ・サッシ、配線等の小ネジの留め付け作業
- ・家具の組み立て、DIY
■選び方
充電式インパクトドライバ
(1)打撃力と回転数
選び方の1つの要素として打撃力があります。充電式インパクトドライバの打撃力は締め付けトルクで表されます。
締め付けトルクの大きい機種程、打撃力が大きい機種であり、長いねじや太いねじのねじ締めが楽に行えます。
締め付けトルクの値の単位は「N・m」です。また回転数は1分間に回転する回数を表します。回転数の数字が高いほど速く回転し、締め付けスピードが速くなります。単位は「min-1」です。
打撃力と回転数に関わってくるのが電池パック(バッテリー)の電圧とモータ能力です。電圧が高い方がより出力の大きいモータの性能を発揮するのに有利で、高い打撃力と回転数を出せるポテンシャルを持っています。一方で、出力の大きなモータはサイズも大きくなる傾向があり、機械が重くなるばかりでなく、力が出すぎてねじの穴をつぶしてしまう可能性も高くなります。実際の使用シーンに適したパワーをもった機種をお選びください。
(2)サイズ
ヘッドの長さが短い方が、狭い場所での取り回しがいいです。ただし全体のサイズが小さくなると、モータや打撃構造部が小さくなり、高い打撃力を出しにくくなります。自分がやりたい用途を達成できるかを確認してお選びください。
(3)重さ
充電式インパクトドライバは片手作業のため、長時間の作業や高所・狭所での作業の場合は、軽量モデルが適しています。 軽量モデルは取り回しやすく手が疲れにくいです。マックスでは軽量化のご要望に対してPJ-ID153-B2C/1450A(14.4V電池パック同梱品)をご用意しております。 ただし、14.4V電池パックを使用する場合電圧が低い為、打撃力や回転数といった性能面が、18V電池パックより劣る傾向があります。使用シーンによってお選びください。
(4)連続作業性
連続で作業をする場合は、電池パック(バッテリー)の容量が重要になってきます。単位は「Ah」です。 1時間でどれくらいの電流が流れるかを表しています。Ahが高いほど長時間の作業が可能です。 ただし、Ahが高いほど、電池パック(バッテリー)のサイズと重さも大きくなります。
(5)静音性
充電式インパクトドライバは打撃機能も備えているので、大きな音が発生する場合あります。リフォームなど周りへの配慮が必要な場所で使う場合は、静音性に優れた充電式インパクトドライバを使うのがおすすめです。 マックスでは71dBを実現した静音タイプの充電式インパクトドライバ「PJ-ID102シリーズ」をラインアップしています。
充電式静音インパクトドライバ
(6)防塵・防滴性
現場では、突然の大雨など予期せぬ降雨があります。また、おがくずやコンクリート・石膏の粉など作業中の粉塵がある環境で使用される可能性もある為、マックスの充電式インパクトドライバは、水没・放置試験、粉塵・降雨サイクル試験等、 マックス独自の耐環境規格「MAX IEGS」をクリアした機械をラインアップしております。
※「MAX IEGS」「IEGS」はマックス株式会社の登録商標です。
※本評価は、製品の信頼性を確認するために行っております。同様の現場でのご使用を推奨、及び保証するものではありません。
充電式インパクトドライバ PJ-ID153シリーズでの試験の様子
MAX IEGSの動画
■選び方
充電式ドリルドライバ
(1)取付チャック能力
「ドリルチャック」は、機械に先端工具を取り付けるための部品です。規格がありますので、使用したい先端工具が取り付けられるかどうかを確認してください。 チャック能力は、取り付けられる先端工具の最高径を表しています。ドリルチャックは、6.5mm、10mm、13mm の3種類が一般的ですが、マックスでは13mmのドリルチャックを搭載した機械をラインアップしております。
ドリルチャックは機械の能力に合わせて設定されていることが多く、サイズが大きいほど大きな穴をあける先端工具に対応することができます。
部材 鉄工用の錐 | 木工用の錐 | |
---|---|---|
取付チャック能力 13mm | 13mmまで | 50mmまで |
取付チャック能力 10mm | 10mmまで | 30mmまで |
取付チャック能力 6.5mm | 6.5mmまで | 15mmまで |
(2)振動機能
マックスでは、振動ドリルモードを搭載した充電式ドリルドライバ「充電式振動ドリルドライバ PJ-VD131シリーズ」もご用意しております。振動ドリルドライバでは、木材・金属の穴あけに加えて、コンクリートへの穴あけも可能になります。
充電式振動ドリルドライバ
(3)サイドハンドル
大口径の穴あけ作業時には、本体が横に強く振られます。サイドハンドルを使うことで、横振れを抑えてから機械をしっかり持つ続けることができます。安全面でも両手で機械をしっかり保持できるため、お使い頂く事をおすすめします。
サイドハンドルを取り付けた状態
充電式インパクトレンチ
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
充電式インパクトレンチは、インパクト(打撃)が加わるレンチ(締めたり、緩めたりする工具)のことで、 ボルト・ナット締め作業を行える電動工具です。トルクを伝える先端工具保持機構が充電式インパクトドライバとは異なり、 トルクが必要となる建築物のボルト・ナット締めなどで使用されます。インパクトドライバと構造は似ていますが、 より高いトルクとそれに耐える先端工具の取り付け部分が特徴になります。
■先端工具
差込口 | 先端工具 |
---|---|
強いトルクに耐えられるよう面積の広い四角のアンビル先端形状になっています。 インパクトレンチで使用される角ドライブには、6.3sq、9.5sq、12.7sq、19.0sq、25.4sqの5種類がありますが、 マックスでは12.7mmの角ドライブを搭載しています。 | ソケット |
■具体的な使用シーン
鉄骨系住宅
- ・基礎と土台(パネル・ユニット)緊結
- ・1F・2F(パネル・ユニット)緊結などのボルト・ナット締め作業
木質系住宅
- ・基礎と土台のアンカーボルト緊結
- ・羽子板ボルト留めなどのボルト・ナット締め、座彫りナット作業、ねじ締め
型枠
- ・Pコン®、フォームタイ®などの締付外し作業
※Pコン®、フォームタイ®は、岡部株式会社の登録商標です。
■選び方
(1)打撃力
充電式インパクトレンチで1番重要なのは打撃力です。六角ボルトは径の大きいものが多く、パワーが必要になります。
充電式インパクトレンチの打撃力は締め付けトルクで表されます。締め付けトルクの値が大きい程、打撃力が大きいことになり、
ボルト・ナットの締め付けが楽に行えます。締め付けトルクの値の単位は「N・m」です。
電圧が高い方がより出力の大きいモータの性能を発揮するのに有利で、高い打撃力出せるポテンシャルを持っています。
実際の使用シーンに適した打撃力をもった機種をお選びください。
(2)締め付け能力
締め付け能力は機種によって違います。対応するボルトのサイズによって異なるので、使用シーンに合わせてお選びください。 マックスの充電式インパクトレンチは、普通ボルト:M10~M20、高力ボルト:M12~M16の能力を発揮します。 ちなみにM10はねじ径10mmのことです。
(3)重さとサイズ
充電式インパクトレンチは片手作業のため、長時間の作業には、軽量モデルが適しています。またサイズが小さい方が取り回しやすく手が疲れにくいです。 ただし、軽量モデルはバッテリーの電圧が低い、または容量が少ないこともありますので、必要締め付け能力や使用シーンによってお選びください。
(4)連続作業性
連続で作業をする場合は、電池パック(バッテリー)の容量が重要になってきます。単位は「Ah」です。 1時間でどれくらいの電流が流れるかを表しています。Ahが高いほど長時間の作業が可能です。 ただし、Ahが高いほど、電池パック(バッテリー)のサイズと重さも大きくなります。
充電式ハンマドリル
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
充電式ハンマドリルは、コンクリートをメインに打撃・回転によって、穴あけ作業を行える電動工具です。 前後方向にハンマーのような打撃を加えて、コンクリート砕くような動作を加えることで、 素早くパワフルにコンクリートの穴あけを行うことができます。土木工事や建築業、設備工事には無くてはならない工具です。
■充電式ハンマドリルと充電式振動ドリルドライバの違い
充電式ハンマドリルは、「回転」と「打撃」で穴をあけるのに対して、充電式振動ドリルドライバは、「回転」と「振動」で穴をあけます。
充電式ハンマドリルは打撃するためパワーがあり、10㎜を超えるコンクリート穴あけにおすすめです。
充電式振動ドリルドライバは、穴径が小さいまたは割れやすいなど部材など繊細な穴あけ作業に向いています。また音も小さく、価格もリーズナブルな商品が多いです。
■おすすめの業種
- ・空調設備
- ・電気設備
- ・配管工事業
■具体的な使用シーン
- ・コンクリート、石材へのアンカーの下穴穿孔(最大径26mm)
- ・木材への穴あけ作業(回転モード使用)
- ・鋼板などへの穴あけ作業(回転モード使用)
- ・各種配管、ケーブル用貫通穴穿孔
- ・デッキプレートへの穿孔
■選び方
(1)シャンク形状
シャンクとは充電式ハンマドリルに取り付ける先端工具の軸形状のことです。機種ごとに違い、以下のタイプがあります。 シャンク形状が一致していなければ充電式ハンマドリルは使用できないので、ご注意ください。 マックスはSDSプラスの機種をラインアップしています。
シャンクの名前 | 特徴 |
---|---|
SDSプラス | ・小型から大型まで様々なタイプの充電式ハンマドリルに採用されている ・比較的細めの径で使用 ・パワーロスが少ない |
SDS-Max | ・大型の充電式ハンマドリルに採用されている ・太めの径で使用 ・パワーロスが少ない |
六角軸 | ・中型や大型の充電式ハンマドリルに採用されている |
(2)最大穴あけ寸法
機種によってあけられる穴の寸法が異なります。どの部材にどのくらいの穴をあけたいかで、お選びください。 穴あけ能力は機種の仕様表に記載されています。あけたい穴のサイズより、少し大きい穴あけ能力をもつ機種を選ぶと安心です。 マックスのPJ-R266Aシリーズは、以下の通りです。
部材 | 能力(最大穴あけ寸法) |
---|---|
鉄工(回転モード使用) | φ13mm |
木工(回転モード使用) | φ30mm |
コンクリート(回転打撃モード使用) | φ26mm |
(3)サイズと重さ
長時間の作業には、使いやすく疲れにくい、コンパクトで軽量な機種がおすすめです。ただし、コンパクト・軽量モデルは大型のものと比べパワーが劣ります。自分がやりたい用途にあわせてお選びください。
(2)打つ
充電式タッカ
充電式タッカは、ステープルを打ち込む作業がおこなえる電動工具です。ホッチキスで使われているような、コの字型の釘を打ち込める工具で、建築用のホッチキスとも言えます。
主に薄ベニヤ材、石膏ボード、断熱材、防水シートの留め付けに使用します。
打ち込み跡が目立つので、目に見えない部分に使われることが多いです。
マックスではTJ-25シリーズとTG-Z4・TG-ZB2シリーズの2タイプをラインアップしています。
それぞれ打てるステープルが異なるので、使用シーンでどちらを使うかをお選びください。
充電式タッカは、ステープルを打ち込む作業がおこなえる電動工具です。ホッチキスで使われているような、コの字型の釘を打ち込める工具で、建築用のホッチキスとも言えます。
主に薄ベニヤ材、石膏ボード、断熱材、防水シートの留め付けに使用します。打ち込み跡が目立つので、目に見えない部分に使われることが多いです。
マックスではTJ-25シリーズとTG-Z4・TG-ZB2シリーズの2タイプをラインアップしています。それぞれ打てるステープルが異なるので、使用シーンでどちらを使うかをお選びください。
■打てるステープル
TJ-25シリーズ
■具体的な使用シーン
充電式タッカ TJ-25シリーズ
- ・薄ベニヤ留め
- ・下地留め
- ・軒天材留め
- ・石膏ボード留め
- ・岩綿吸音板留め等
充電式タッカ TG-Zシリーズ
- ・防湿、防水シート留め
- ・気密シート留め
- ・見切り材留め
- ・断熱材留め
■選び方
(1)レスポンスと打ち込み感
充電式タッカは、ステープルを大量に打ち込む作業に使われることが多いので、レスポンスが大事になります。 レスポンスとはトリガを引いてからステープルが打ち込まれるまでの時間の事です。 連続でステープルを打ち込む作業でも、レスポンスが良くストレスなく作業ができる機種をお選びください。 マックスの充電式タッカは、高レスポンストリガを採用し、エア釘打機の感覚に近い打ち込み感を実現しています。 TG-Zシリーズは連続打ち(コンタクト打ち)も単発打ち(トリガ打ち)も可能です。
(2)重さとサイズ、作業量
充電式タッカは壁や天井への打ち込み作業があり、長時間の作業をおこなう場合は体の負担を減らすために軽量モデルが適しています。 また、機械のサイズが小さい方が取り回しやすく、作業がしやすくなります。マックスでは容量の異なる2種類のバッテリーを用意しており、 容量の大きい電池パック(バッテリー)は機械が重くなりますが1回の充電で打ち込めるステープルの本数は多くなります。 容量の小さい電池パック(バッテリー)は機械が軽くなりますが1回の充電で打ち込めるステープルの本数は少なくなります。 ご自分のおこなう作業、ステープルの使用本数などにあわせてお選びください。
(3)防塵・防滴性
現場では、突然の大雨など予期せぬ降雨があります。また、おがくずやコンクリート・石膏の粉など作業中の粉塵がある環境で使用される可能性もある為、 マックスの充電式タッカTG-Z4・TG-ZB2シリーズは、水没・放置試験、粉塵・降雨サイクル試験等、マックス独自の耐環境規格「MAX IEGS」をクリアした機械をラインアップしております。
※「MAX IEGS」「IEGS」はマックス株式会社の登録商標です。
※本評価は、製品の信頼性を確認するために行っております。同様の現場でのご使用を推奨、及び保証するものではありません。
試験の様子
充電式ピンネイラ
充電式ピンネイラは、ピンネイル(頭なし釘)を打ち込む作業がおこなえる電動工具です。室内の化粧材や廻り縁・巾木など、留め付け痕を目立たせたくない仕上げ材に打ち込むことに適しています。 釘の頭がなく釘胴部と部材の摩擦による保持力しかないので、仕上げ材が接着剤で固まるまでの仮止めの用途で使用する場面が多いです。充電式ピンネイラは充電式フィニッシュネイラと比べると、部材の保持力は劣りますが、釘跡が目立ちにくく美しく仕上がります。
■具体的な使用シーン
- ・巾木、廻縁、腰板、幕板、戸当たり等の内装仕上げ部材の留め付け
- ・フロア材張り終い留め付け
充電式フィニッシュネイラ
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
充電式フィニッシュネイラは、フィニッシュネイルを打ち込む作業に使用できる電動工具です。移動が多く、エアホースの取り回しが難しい作業に適していて、下地、内装、リフォーム、型枠、木工など各種作業におすすめです。 充電式ピンネイラと同様に、化粧材や廻り縁・巾木など、目立たせたくない仕上げ材に打ち込むことができます。フィニッシュネイルはピンネイルよりも頭径が大きいので仕上がりの後は目立ってしまいますが、充電式ピンネイラより打ち込み力、保持力とも大きくなります。
■具体的な使用シーン
- ・住宅下地材留付け
- ・窓枠(MDF等)留付け
- ・棚板(MDF、パーチクルボード等)留付け
- ・間柱間の補強合板等の留付け
- ・フロア材張り終い留付け
- ・薄ベニヤ留付け
- ・階段蹴込み(薄ベニヤ)留付け
- ・巾木・廻縁留付け
- ・マンション造作作業
- ・面木、目地棒留め付け 等
■仕上げ釘とは ピンネイルとフィニッシュネイルの違い
仕上げ釘とは、化粧材や廻り縁・巾木など、釘の頭径が小さく、目立たせたくない仕上げ材に打ち込む釘のことです。 種類は以下の様にフィニッシュネイル(頭径1.9x1.26mm)、スーパーフィニッシュネイル(頭径1.4x1.26mm)、ピンネイル(頭径0.6x0.6mm)があります。
釘の頭径が小さいほど釘跡は目立ちにくくなりますが、保持力は弱くなります。一方保持力が必要な場合、釘の頭径が大きくなるので、釘跡は目立ってきます。 使用シーンによってお選びください。フィニッシュネイルとスーパーフィニッシュネイルは、カラーバリエーションがたくさんあるので、打ち込む素材の色にあわせたものを使うと目立ちにくくなります。
■選び方
(1)低反動と打ち込み力
充電式ピンネイラと充電式フィニッシュネイラは、釘を打ち込むときにその反動で機械が部材から離れます。 反動によって生じる「パワーロス」や「機械のブレ」を抑えることができれば打込んだときの仕上がりがきれいになります。
マックス独自の反動吸収機構(PAT)は、反動によって生じる「パワーロス」や「機械のブレ」を抑えることで、「釘浮き」や「部材の損傷」を低減します。シンプルな構造としながら、バネで機械の反動を最適制御しています。
(2)先端形状
狙いやすい先端になっているかもポイントです。マックスの充電式ピンネイラは、ストレート形状のコンタクトトップで縦向きはもちろん、本体を横向きにしても巾木溝への打ち込みができます。
(溝の寸法が小さいときは、打込みできない場合があります。)
また、2段巾木の土台側へも打ち込み可能です。「隅」にしっかり打てます。充電式フィニッシュネイラは斜め打ちがしやすい形状になっています。また、型枠専用機もラインアップしています。
充電式フィニッシュネイラ(型枠専用機)
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
(3)重さとサイズ、作業量
充電式フィニッシュネイラは壁や天井への打ち込み作業があり、長時間の作業をおこなう場合は体の負担を減らすために軽量モデルが適しています。 また、機械のサイズが小さい方が取り回しやすく、作業がしやすくなります。マックスでは容量の異なる2種類の電池パックを用意しており、容量の大きい電池パックは機械が重くなりますが1回の充電で打ち込めるフィニッシュネイルの本数は多くなります。 容量の小さい電池パックは機械が軽くなりますが1回の充電で打ち込めるフィニッシュネイルの本数は少なくなります。 ご自分の行う作業、フィニッシュネイルの使用本数などにあわせてお選びください。
(3)切断する
充電式丸のこ
※画像をクリックすると商品詳細画像へ遷移します。
丸のこは円盤に刃の付いたチップソーを回転させて部材を切断する電動工具です。
選び方は切断する部材や用途によって変わります。パワーに関して最近ではコードレスでも十分にパワーを発揮できるものが増えています。また、サイズによっても使用する刃の外径が変わってきます。