ホッチキス物語

ホッチキス・針ができるまで

ホッチキス本体ができるまで

ここでは、代表的なHD-10Dを例にとってご説明しましょう。
ホッチキス本体は、ハンドル、針を入れるマガジン、針を曲げるクリンチャアームなどの部品から構成されています。

まずプレス機械で材料の鉄板を、ホッチキスの形に打ち抜き、曲げ、しぼり、刻印などの加工を行います。その後クリンチャアームは、焼き入れの熱処理をし、メッキで表面加工をします。ハンドルカバーは、プラスチック(ABS樹脂)を成形してつくります。全部で13の部品が揃い、自動組立機に部品が供給されると無人で組み立てられます。最後に一台ずつ品質検査の工程を経て、自動包装されて出来上りとなります。こうして皆様のもとに届けられます。

ホッチキス針ができるまで

ここではNo.10の針を例にとってご説明します。
ホッチキスの針は、まず材料のワイヤーにメッキをすることから始まります。
次に、メッキしたワイヤーを引き伸ばし、数百本に束ね、ベルト状に接着します。
そのベルトを専用の製針機に通し、コの字型にカットします。最後に、1,000本づつ緑の小箱に詰めて、出来上がりとなります。